米ウォルマートは１８日に発表しました。
店長の平均給与を年１２万８０００ドル（約１９００万円）に引き上げ。
これまでの１１万７０００ドルからの引き上げで、実施は２月１日から。
同社は店長の給与体系の変更について、過去１０年以上で初めての措置だと説明。
従来の店長の給与は、６万５０００～１７万ドルの範囲で支払われていました。
今後は店舗の型式に基づき、この範囲を９万～１７万ドルに引き上げ。
同社は報道向け発表で、店長のボーナス体系は、売り上げに加えて店舗の利益も
強く反映させる計算方式に変更。
全ての目標を達成した場合、ボーナスは最大で基本給の２００％。
一方、労働市場の冷却化を念頭に一部の新入社員の初任給を引き下げています。
同社の全米の従業員は１６０万人。運営する店舗は全米で５０００店。
ウォルマートなど徳用品を扱う小売企業は、インフレの中で恩恵を受けてきました。
家計の厳しい世帯に加え、比較的高収入の買い物客も安売り店の利用を増やしている
ことが背景にあります。
