米下院は30日、政府の予算切れを回避するつなぎ予算案を、期限数時間前に可決。

 

そして、30日夜、期限直前に上院で可決されました。

 

 

 Kevin Owen McCarthy

 

下院では29日に野党・共和党の McCarthy議長の予算案が否決された後、

 

30日朝に同氏が新たな案を示しました。

 

 

災害対策は含まれており、与党・民主党が求めるウクライナ支援と共和党主導の国境

 

警備強化は盛り込まれていません。

 

共和党強硬派はMcCarthy氏の提案に強く反発し、議長解任を求める動きを

 

しています。同氏は採決後、効果的な統治のために必要なことをしたまでだと主張。

 

「解任動議を出したい者は出せばいい」と述べました。

 

 

 

上院では88対9の賛成多数で可決。反対票を投じたのはいずれも野党・共和党の

 

議た。

 

 

予算案は10月1日から始まる新年度の支出を、11月17日までの45日分

 

まかなう内容です。政府機関閉鎖の事態は当面、回避されることになりました。

 

 

Charles Ellis Schumer

 

与党・民主党の上院トップ、Schumer院内総務は議場で

 

「国民はこれで安どのため息をつくことができる。政府機関はもう閉鎖されない」

 

と述べました。

 

 

バイデン大統領は声明で述べました。

 

下院で続いたぎりぎりの攻防は、共和党が仕組んだ危機だったと非難。

 

民主党が求めたウクライナ支援が予算案から外されたため、追加支援の資金を確保

 

する別の法案を可決するよう議会に呼び掛けました。

 

 

上院の与野党指導部は、数週間以内にウクライナ支援の法案を採決にかけると約束

 

する声明を発表。

 

 

このあとバイデン大統領が署名し、成立する見通しです。