ナゴルノ・カラバフからアルメニア国境の町まで歩く家族(26日)

 

 

  

 

 

アゼルバイジャンとアルメニアの係争地だったナゴルノ・カラバフが、

 

アゼルバイジャンの攻撃を受け降伏してから1週間が経ちました。

 

 

住民の半数近くがアルメニアに避難しています。

 

 

アルメニア政府によると、

 

ナゴルノ・カラバフとアルメニアを結ぶ唯一の道路の封鎖を、アゼルバイジャンが

 

10カ月ぶりに解除したために、27日午前までにナゴルノ・カラバフの住民5万人

 

以上(子ども1万7000人を含む)が避難しました。最終的には12万人の避難が

 

予想されています。

 

 

 

車でアルメニアに避難

 

 

アルメニアへの道路は大渋滞

 

 

ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの領土内にありますが、何十年もの間ずっと

 

自治を続けてきましたが、アゼルバイジャンが1週間前に奪還を宣言しました。

 

カラバフのアルメニア系住民は、アゼルバイジャン国籍を受け入れれば同地に残る

 

ことができると言われましたが、住民の多くはアゼルバイジャンに統治されること

 

よりも、避難することを選びました。

 

 

Nikol Vovayi Pashinyan 

 

アルメニアのニコル・パシニャン首相は、24日の演説で、

 

「ナゴルノ・カラバフの姉妹兄弟を歓迎する」と述べました。

 

 

トラックに乗ってアルメニア南東部コルニゾールに向う避難民

 

 

しかし人口280万人のアルメニアが、ナゴルノ・カラバフから到着する12万人を

 

どのような形で受け入れるのかは分かっていません。

 

 

砲撃を受けて損傷したアパート(ナゴルノ・カラバフ。19日)

 

 

27日午前までに国境を越えた約5万人は、国境の町ゴリスとコルニゾールに

 

設置された仮設の難民キャンプに到着。

 

 

Samantha Jane Power 

 

アルメニアを訪れた米国際開発庁(USAID)のサマンサ・パワー長官は、

 

到着した人たちについて「重度の栄養不良」に苦しんでいると指摘。

 

 

 

ナゴルノ・カラバフへの別れのメッセージを記した住民の壁

 

 

ナゴルノ・カラバフは2022年12月以来、封鎖状態でした。

 

アゼルバイジャンの勢力が、ナゴルノ・カラバフとアルメニアを結ぶ唯一の道路

 

「ラチン回廊」に軍事検問所を設置したために、食料や燃料、医薬品の輸送が妨げ

 

られ、住民が飢えにさらされてきました。