Francisco Oropeza(38)
米テキサス州で自宅敷地内での射撃の騒音について隣人から苦情を受けたことに
腹を立て、この隣人宅を襲って子どもを含む5人を射殺した男が、逃走を続けて
います。
現場は米テキサス州ヒューストン近郊の街クリーブランド。
28日午後11時30分ごろ、迷惑行為の通報を受けて出動し、死傷者を発見。
地元保安官によると、
Francisco Oropeza容疑者(38)は自宅の庭でライフル銃を撃っていたところ、
隣人からフェンス越しに
「赤ちゃんが寝ようとしているから射撃をやめてもらえないか」と言われ、
「庭では自分のやりたいことをやる」と言い返しました。
容疑者は酒に酔っていたようです。
隣人宅の玄関先のカメラがとらえた映像には、容疑者がライフル銃を持って
家に近づく姿が映っています。
隣人の家にいた10人のうち、20~30代の3人、18歳、8歳の男児が死亡。
5人とも首から上を至近距離で撃たれていました。
負傷者3人が病院へ運ばれました。
寝室では女性2人が子ども2人をかばって撃たれ、子どもたちは助かりました。
捜査チームは容疑者の携帯電話を追跡しましたが、衣類とともに捨てられているのが
見つかりました。警察犬がたどっていたにおいも途絶え、29日夜の時点で
容疑者の行方は不明。武装したまま逃走中とみられ、連邦捜査局(FBI)が追跡に
協力しています。容疑者の自宅からは3丁の銃が見つかりました。
同保安官によれば、被害者らはホンジュラス出身で、このうち一部は数日前に
ヒューストンからこの家に移ったばかりでした。