M1 Abrams
Leopard 2
米国がウクライナに戦車「Abrams」の供与を決定したことは、
ドイツが戦車「Leopard 2」供与を早急に開始するための隠れ蓑に過ぎない。
と、WashingtonPostが報じました。
内情に詳しい政府関係者は、
米国とドイツは長い間、ウクライナへの戦車供与について合意できませんでした。
米国は、ドイツが自国から「Leopard 2」を供与。他国から再輸出の形で同戦車が
提供されることを希望していました。
米国は、ウクライナにはドイツ製戦車が供与されるべきだと主張。
独戦車は米製「Abrams」に比べて設計が単純であるため、ウクライナ軍が使用方法を
習得しやすい。そして、「Leopard 2」には交換部品も十分な数がある。
と米国防総省は考えています。
ドイツは、「Leopard 2」供与と「Abrams」供与を連動させるよう求めています。
ドイツのショルツ首相は、ドイツだけが戦車を給与した場合に、
ロシアの報復がある可能性を懸念。ドイツが紛争に直接関与していると受け止め
られたくないと考えています。
ドイツ政府は、25日、14両の独製主力戦車Leopard 2をウクライナへ供与することを
決定。また、他国がLeopard2をウクライナへ供与することも承認。
米国も同日、31両のAbramsをウクライナへの供与することを決定。