ホワイトハウスは先ほど、バイデン大統領が連邦最高裁判事に初の黒人女性を指名する
方針であることを明らかにしました。
歴史的な最高裁判事指名の見通しは、バイデン政権にとって政治的に重要な時期に浮上。
2022年中間選挙を11月に控え、またワシントンで数多くの政策論争が行われている中で
リベラル派判事の指名が承認されれば、支持基盤動員のために民主党が必要とする大きな
勝利となる可能性があるそうです。
ホワイトハウスのサキ報道官は26日の記者会見で、
バイデン氏は「黒人女性を最高裁に指名するとの公約を繰り返し表明しており、
確かにその方針だ」と説明。
Breyer氏の引退報道について詳細な言及は控えました。
Breyer氏は20年間判事を務めた最高裁を去ります。
後任候補はより若く、最高裁判事を数十年務めることが可能なリベラル派の人物になる
とみられており、バイデン氏が最高裁判事を指名する機会を得るのは初めてです。
バイデン氏は20年大統領選戦を通じて、当選すれば黒人女性に最高裁判事に指名する
との公約を掲げていました。
一昨年3月には「大統領に選ばれて最高裁に候補者を指名する機会があれば、
黒人女性を指名することを約束する。彼女たちがいま代表者を持つことが必要だ。
機はとっくに熟している」と述べていました。