アイダホ州アイダホフォールズで14日の深夜12時前、男が発電所の構内に侵入し、
給水塔によじ登っているとの通報があり、同市の警察官および消防隊員らが
現場に駆け付けました。
最初に現場で対応に当たった当局者らはしばらくの間、男への説得を試みしたが、
男は手に負えない状態で、給水塔から降りて来ようとせず、後から登って来る者には
暴力を振るうと脅していました。
当局者らは状況をさらに悪化させるばかりでなく、自らの生命をもリスクにさらす可能性が
あるため、男をさらに興奮させないよう慎重に対応していました。
男に降りてくるよう説得する試みも不発に終わり、給水塔から排除する安全な方法も
他になかったことから、一時的に現場を退きました。
その一方、男は給水塔から降り、発電所の発電および送電設備へと向かい、
発電装置を取り囲むフェンスを乗り越え、建物西側のコンクリート壁上を走り抜けました。
窓から事態を注視していた発電所の職員は、閃光が走るのを目にし、
轟音が鳴り響くのを耳にしました。
その際、男は変圧器に飛び乗り、高電圧の送電線に接触。即死しました。
発電所の職員が施設の安全確保のために増援された際、消防隊員らは高電圧の装置へと
安全に到達することが出来たといいます。
男の近親者に対しては15日朝、連絡がつきました。
が、現時点でさらなる情報は発表されていません。