米国のサクラメントの最高裁判所が、道路交通法に違反した整形外科医を
Zoomによる審理に召喚したところ、医者は手術室からビデオ会議に応答し、
裁判官らを驚かせました。
手術室から応答したのはスコット・グリーン医師で、
裁判所の書記官が
”ミスター・グリーンですか? こんにちは。お話できる状態にありますか?
手術室におられるんじゃないですか?”と尋ねると、
グリーン医師は、
”確かに手術中だが、それでも答えられる状態にあります。” と答えました。
裁判の審理は生中継で撮影されるため、裁判法に則り、
道路交通規則に関する審理の場合、万人のアクセスに開かれた状態にあります。
と、書記官が言うと、グリーン医師は承知していると答えました。
そして、終始、下方から視線を放さなかったので、
このことから医師が手術を施し続けていることは明らかでした。
裁判官は、手術中という状態で審理を行うのは良くない。
日を変えて審理を行う。
と言いました。
これに対し、グリーン医師は
”外科では、時としてプラン通りに行かないこともありまして”
と詫びました。
司法の側はこれに理解を示し、
”一番大事なのは市民の健康と命である”
と言い審理は終了しました。
審理は3月に持ち越されたと言うことです。