Andrew Cuomo

 

米ニューヨーク州のクオモ知事の側近が10日の電話会議で、

 

州議会の議員らに対し、新型コロナウイルス感染による高齢者施設での死者数の

 

公開要求に応じなかったことを謝罪しました。

 

 

側近のメリッサ・デローザ氏は、死者数の情報が連邦政府による知事への

 

攻撃材料として利用されることを恐れ、「凍結した」と語りました。

 

 

NY州のジェームズ司法長官は約2週間前に、

 

昨年3─8月の高齢者施設の実際の死者数は、

 

公式に発表された6400人の2倍だった可能性があるとの報告書を出しています。

 

 

民主、共和両党の議員は隠ぺいだとして怒りを募らせています。

 

NY州は、高齢者施設の入居者のうち、病院に搬送された後に死亡した場合は、

 

高齢者施設の死者数に入れていませんでした。

 

 

クオモ知事には昨夏、州議会の議員から高齢者施設の死者数の詳細を示すよう

 

要求が出ていたが、これに応じていませんでした。

 

クオモ知事は、トランプ氏がコロナ危機について透明性を確保していないと批判し、

 

対立していました。

 

 

1月下旬の時点で、8700人と発表していた新型コロナウイルス感染による

 

高齢者施設での累計死者数を1万3197人と修正しました。

 

高齢者施設入所者の約14%が新型コロナ感染で死亡した計算になります。

 

これは、州全体の累計死者数の約36%に当たります。

 

感染を理由に入所を拒否しないよう施設に求めていたクオモ州知事への

 

批判が高まりそうです。