【中村仲蔵】を観てきました。御園座にて | アラフィフ女子のなにげない日常ブログ

アラフィフ女子のなにげない日常ブログ

単調化した毎日ですが、記してみることで何か発見があるのでは❗とブログにチャレンジです。

何年か前にテレビで中村勘九郎さんが演じていた、
【忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵出世階段】を観たことがありました。
血縁が重要視される歌舞伎の世界で、大部屋(歌舞伎の階級では別の言い方があるかと思いますがよく知らないので)から名題へと上り詰めた役者の生き様が面白かったのを覚えています。
今回舞台でその役を藤原竜也さんがされると知り、観に行ってきました。
【中村仲蔵 歌舞伎王国 下剋上異聞】






舞台は四代目團十郎の時代
やはり市川團十郎の名は歌舞伎の世界では特別なのだと、今回改めて認識。
そう考えると先月、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露舞台を観に行くことができ良かった。
またその時、新之助さんの【外郎売】を観て、あの長台詞をしかも早口言葉で、流石役者さんだと感心しました。
これは荒事の雄弁術のひとつで、言葉による悪霊鎮めの意味をもつのだそう。
そのような事をあとから知って、お祓いをしていただいた様なありがたい気持ちにも。
今回、藤原竜也さんの演じる中村仲蔵も外郎売の長台詞を披露するんですが、これは伝わってくる熱量が凄かった。言葉一つひとつに魂が宿っていて〝ずしん〟と胸に刺さるんです。
言っている意味がよく分からない(⁠^⁠^⁠;)のに、勝手に涙が出てきてしまう〜。



一番うしろの座席です。

隣に座られた方々は、日本全国いろいろな舞台を観に行っているようで、
次は仙台で、その次は東京で、また大阪で、、、と楽しそうに喋っておられました。
はぁ~、羨ましいな。
私もいずれそんな生活がしたいです。