6月にいなほ幕が外されて7月に秋田総合車両センターに入場したE653系U-102編成と7月に大宮総合車両センターに入場して先日出場した255系Be-03編成が怪しい動きをしており今後の波動用運用に大きな変化が来る可能性が高い

 

◯E653系U-102編成

E653系U-102編成は塗装を水色に変更した上で東海道線・高崎線・宇都宮線・常磐線などの臨時列車で使用することが明らかになった

20230804_mt01.pdf (jreast.co.jp)

 

ここでのポイントは記載路線が東海道線・高崎線・宇都宮線という点である

東海道線はE257系2000番台とE257系2500番台、高崎線はE257系5500番台(一部2500番台)が臨時運用も担当しているため今更E653系を特急として入れることは考えられない。また宇都宮線は全線が東北新幹線と並行するため臨時特急がほとんど存在しない。

ではなぜ東海道線・高崎線・宇都宮線かと言うとやはり集約臨の存在だろう。

集約臨というのは学生の修学旅行向けの臨時列車だが鉄道ダイヤ情報を読んでも分かる通り東海道線・高崎線・宇都宮線は集約臨の運行頻度が多いためある程度車両が必要になる。

現在は主にE257系5000番台・5500番台が充当されるがそれの一部がE653系U-102編成になるということである

また他に常磐線と書いてあるがこれは既に走っているE653系K70編成が検査に入った際に代走するのが目的だろう

 

◯255系Be-03編成

E653系U-102編成ばかり注目を浴びているがもう1つ注目なのが255系Be-03編成である

 

 

現在房総特急ではE257系500番台への電源コンセント設置改造が行われているほか

2021年に総武本線で試運転が行われたE259系に塗装変更改造が行われている

これらの動きから255系の房総特急からの引退と房総特急の全車指定化が間近になっていることが分かります。

それにもかかわらずBe-03が新車のようにピカピカになっていたのはBe-03編成の更なる転用が行われることが意味すると考えます。

そして転用目的は恐らくですがE653系U-102編成を中心とした東海道線・高崎線・宇都宮線の集約臨のサブ的な立ち位置になることが考えます。

 

東海道線・高崎線・宇都宮線の集約臨はE653系U-102編成がメインで集約臨が2本有る場合は255系Be-03編成も充当

またE653系U-102編成またはK70編成のどちらかが検査入場した際もBe-03編成が充当ということになります。

 

◯E257系5000番台・5500番台と185系の動き

ここで気になるのは上記のような動きとなった場合にE257系5000番台・5500番台と185系の運用にも変化が訪れることになります。

 

私の予想はこのようになる

E257系5000番台→新宿さざなみ1号4号(土休日1本)・新宿わかしお(土休日1本)・あすざ(繁忙期土休日1本)・踊り子9号60号(繁忙期平日1本)・わかしお増結(主に海水浴シーズン)・千葉方面集約臨(通常期平日1本)・さざなみ(繁忙期平日1本)・東海道線イベント臨(湘南国際マラソンや河津桜や花火大会)

E257系5500番台→草津四万83号82号(南武線集約臨運行日以外の土休日1本)・富士回遊71号72号(平日1本)・鎌倉・南武線集約臨・谷川岳もぐらループ・南武線両毛線を走る臨時特急

185系→引退(廃車)

 

E257系は指定席特急メインに移行、集約臨は原則ホーム長の兼ね合いでE257系5500番台を使わないと行けない南武線とE257系500番台に余裕がなくかつ新宿さざなみ1号4号の間合いで平日に運行できる千葉方面のみとして

後はあずさや踊り子やわかしお増結や東海道線イベント臨がない日にサブでE257系5000番台が1本程度走るかどうかです

 

E257系5000番台は千葉方面固定が1本(新宿さざなみ1号4号・さざなみ・集約臨)・平日交検土休日新宿わかしおで1本・残りは首都圏全般1本(主にあずさ・踊り子9号60号がメインでその他わかしお増結や東海道線向けイベント臨含む)

※首都圏全般の1本は余裕のある日だけU-102編成やBe-03編成に次ぐ東海道線・高崎線・宇都宮線向け3本目の集約臨となる場合有り

 

E257系5500番台は草津四万83号82号(日によっては93号92号となる)と南武線集約臨で共通で1本、富士回遊71号72号とあかぎ81号と首都圏臨時特急(主に鎌倉と谷川岳もぐらループと南武線両毛線を走る臨時特急)で共通で1本

 

185系は製造から40年以上経過しており検査期限も近いことから引退して廃車

 

このような動きになるのでは