今年の3月13日のダイヤ改正より内房線・外房線・鹿島線で実施されたE131系によるワンマン化と2両運転と系統分離。新車によって車内サービスが改善されたもののいくつかの問題点も存在する
問題点1.混雑悪化
特に学生利用の多い平日の朝夕時間帯と観光利用の多い土休日の午後上りの一部列車にて混雑している
乗車した時の状況をみる限り平日下りは木更津16時~19時台の木更津~青堀と上総湊~保田、平日上りは館山7時の上総湊行きが保田からかなり混雑
土休日は館山13時45分と14時42分の木更津行きが浜金谷からかなり混雑していることが明らかだった。このことからもこれらの運用は残念ながら2両では足りない
問題点2.接続の悪さ
特に以下の列車は接続が非常に悪い
安房鴨川
上総一ノ宮8時03分安房鴨川行き
→安房鴨川9時40分木更津行き 接続23分
上総一ノ宮9時17分安房鴨川行き
→安房鴨川10時58分木更津行き 接続35分
木更津6時47分発安房鴨川行き
→安房鴨川9時18分上総一ノ宮行き 接続26分
上総一ノ宮
千葉17時55分上総一ノ宮行き
→上総一ノ宮18時56分館山行き 接続13分
安房鴨川19時34分上総一ノ宮行き
→上総一ノ宮20時57分千葉行き→勝浦発なので実質接続なし
安房鴨川20時40分上総一ノ宮行き
→上総一ノ宮22時11分千葉行き→安房鴨川発なので実質接続なし
君津
千葉17時43分上総湊行き
→君津18時41分上総一ノ宮行き→上総湊行きからの接続なので実質接続なし
安房鴨川18時04分木更津行き
→木更津20時15分千葉行き→上総湊発なので実質接続なし
館山20時55分木更津行き
→木更津22時15分木更津行き 接続12分(しかも館山でも乗り換え)
特にこの辺りが悪くしかも朝夕時間帯は上総一ノ宮や君津での接続相手が普通列車なので東京に行く際再度千葉で乗り換えなければならない
元々千葉で乗り換え1回だったのを上総一ノ宮または君津と千葉で乗り換え2回にするのはデメリットしかなくこれも問題点になっている
しかも時間帯によっては上総湊で乗り換えなければならない時間帯もあり木更津や君津が目的地であっても乗り換えなければならないのは中々に酷い
問題点3.運用が非効率
特に木更津と君津構内での運用がかなり非効率
木更津では従来は1番線が君津方面からの上り、2番線が千葉または館山方面への木更津発着列車の折り返しと一部の下り列車、3番線が下り列車と館山方面への折り返しとなっていた
しかしどういう訳かホームでそのまま折り返さずに一旦君津方の引き上げ線に入線してからもう一回ホームに入線して折り返すという効率の悪い折り返しが多数出現した
それもE131系だけでなく夜には京葉線車内の運用でも存在する
また君津についても日中2時間の間にホーム引き上げ線→留置線に留置→引き上げ線→ホームという謎の運用が出来ておりこれも効率が悪い
また鹿島線では夜に佐原で2時間だけ一旦留置するE131系の運用が存在する
木更津~上総一ノ宮直通によって運用が効率化された反面これらのような非効率な運用が出来てしまった点も問題点である
解決方法
3つの問題点を解決するためのキーワードは
・総武快速線車両と京葉線車両を用いたフレキシブルな運用
・直通運転の強化
・余剰車の有効活用
以上の3つである
次の記事では問題点を解決するための手段を詳細にかく