本年も8月8日がやって来ました。
ただ単に漠然と過ごすのでなく、「ああ、今日は8月8日なのだな」と思いながら過ごす、特別な日が。
特別な日である理由のひとつは、「私が過去にうつ病だと診断された日だから」です。高2のときでしたから、14年が経ちました。
あの日を人生の一つの区切りと仮定したら、もう後半部分が前半の長さに追いつこうとしている事実に愕然とします。
14年前を基準にした前後数年は、いつまでも何も変わらない恐怖がありました。
逆に、前後数年を抜け出してからはめまぐるしくて余裕のなさに戸惑っています。7
数年間は世界が狭かった。
理由はただそれだけなのでしょうが、狭い世界だからこそ苦しむ内容が限られていて、いつまでも続く気がしたのでしょう。
当面は同じような状況にならないでしょうが、この日だけは当時の世界の狭さを思い出すのでした。