読売新聞からです。
【八百長の再発防止に取り組む日本相撲協会は30日、
両国国技館で力士や親方ら全協会員約1000人を対象に
研修会を開いた。
大相撲新生委員会が提言した防止策の一環で、
剣道範士の井上義彦さん(83)が講師に招かれた。
井上さんは同じ武道の立場から「稽古」をテーマに講演。
「勝ちたいのは人間の本心だが、人の道を外れてはいけない」と説き、
「相撲界が非難されるのは一人ひとりに問題があるから。
自分自身を振り返らなければ、立て直せない」と熱弁をふるった。
力士会長の白鵬は、「剣道は生きるか死ぬかの武術。
相撲も白黒はっきりする所に通じるものがある」と、
神妙な表情で聴き入った。 】