読売新聞のニュースからです。
【大阪府南部の市立小学校で、学級崩壊状態のクラスを巡り、
学校側の不手際による保護者間のトラブルがあり、
保護者女性の1人が精神的なショックで
通院する事態になっていたことがわかった。
女性は市に慰謝料など約1800万円の
損害賠償を求める訴訟を起こしている。
訴状や市教委によると、6年生のクラスで2008年5月中旬、
授業が成立しない状態になり、学校側は保護者に授業参観を呼びかけた。
訴えた女性は、5日間授業を見学。授業中の立ち歩き、
掃除をサボった様子など、児童10人の名前入りでリポートにまとめた。
学校側は、児童の名前をペンで消し、
リポートを翌月の保護者会で配布したが、
消し方が雑なため児童10人の名が特定された。
10人の保護者のうち5人は、
リポートを書いた保護者の名を答えるよう学校側に要求。
校長が女性の名を伝えたため、女性は喫茶店に呼ばれ、
5人から2時間以上にわたり謝罪を求められた。校長も同席したが、
ほとんど発言しなかったという。
女性は、急性ストレス障害と抑うつ状態の診断を受けたという。
市教委は「つらい思いをさせた」と非を認めながらも、
「訴訟への対応は検討中」としている】