日本には、物を大切にする伝統があります。
長年愛用した針やハサミ、人形などの供養をするのは
そのあらわれでしょう。
昔の人は、「物を粗末にすると罰があたる」と言いますが、
実際に、罰があたるかどうかは関係無く、
「この物にに込められた人達の労力や
思いをないがしろにする、思いやりに欠けた行為、
そういう情け無い事をするな」っという事でしょう。
又、物を大切にする事は
人を大切にする事につながると言われます。
自分の通っていた学校は、
ボクシング、レスリング、サッカー、ラグビー部が
強かったのですが、
ラグビー部の部員達は、ボールを綺麗に磨いて、
いつも手元に置いて、大切にしていたのを覚えています。
イチロー選手が、少年野球の子供達にコーチをしていたのを
テレビで見た事があります。
子供達は、「上手くなるにはどうすれば良いか?」と
イチロー選手に聞いていました。
イチロー選手は、「物(野球道具)を大切にする事です」と答えていました。
上手くなるには、自分の物を持つ事だと思います。
自分達でいうと、自分の防具を持つ事でしょうか。
又、他人の防具を借りるのは衛生上、あまりおすすめができません。
そしてなにより、上達はもとより
「物を大切にする心」が養われないのではないかという事です。
日本人は、「人が大切に扱う物には魂が宿る」と考えていました。
物には魂が宿る・・・・・「物を大切にする心」
大事にしたいです。