今回の坊主は私ではありません。
息子の坊主についてです。
息子は高校球児なので、今現在、坊主頭です。
今ならまだ、「そうなんだ~」で分かる話ですが、あと数年後には「なんで」と伝わらない話になるかもしれません。
最近では、高校野球=坊主 では無くなってきています。
野球人口が急激に減っている理由の一つに、坊主の強制があるとも言われていますし、我が県では、坊主:坊主以外 の割合は、おおよそ半分くらいになりました。
確かに、試合前後の挨拶の礼の時に、帽子を取ると長髪がなびく光景が増えました。
(最近では優勝した慶応高校が話題になりましたね)
その姿を見るたびに、息子ら坊主軍団は、闘志に火が着くようです。
「あんなチャラチャラしたチームに負けられるか」と。
長髪だからと必ずしもチャラチャラしている訳ではないのですが、
「こちとらオシャレを犠牲にして野球やっとるんじゃい」
という気持ちがあるのでしょう。
そういう息子も、中学校までは坊主ではありませんでした。逆にアンチ坊主。
学童野球時も、中学野球部も坊主強制のルールがないチームだったので、スポーツに適した範囲内での髪型でよかったのです。
その中でも、敢えて坊主の子も数人いました。強制されなくても坊主を選択する子が少なからずいたんですね。
(親の意向かもしれませんが、、、)
ただ、けっして嫌がっているわけではなく、「楽だからいい」と言っていましたから、野球と坊主は相性はいいのだろうとは思います。
私も坊主頭の子を見るたび、さっぱりして、爽やかでいいなと思っていましたが、息子は坊主頭を断固拒否。
もともと床屋嫌いの息子は、髪の毛がウザくなるくらいにならないと床屋に行きたがらず。時に指導者から「切りに行ってこい」と言われる始末。
少し癖毛の息子は、挨拶の為に帽子を取れば、モサモサとしたブロッコリー🥦のような頭が現れ、スポーツマンとは程遠い遠い髪型でした。
そんな息子ですから、高校選択の時に坊主の野球部かどうかは大事な要素の一つであり、最終的には野球を続けるかどうかまで考えたようです。
その結果、坊主で高校野球をしている今がある訳ですが、、。
初めて坊主にする日、気合いを入れ床屋✂️💈に行きました。
坊主で帰ってきましたが、思ったよりショックを受けている様子もなく、、。
今では、「なんであんなに坊主にこだわっていたんだろう。楽でいいわ~」と。
案ずるより生むがごとし。
色々考えるより、案外やってしまえば大したことないよ、と。
昭和生まれの私としては、坊主の高校野球好きです。
多様性は認めつつ、できれば廃れて欲しくないなぁ、、と勝手に思っています。