コロナが猛威をふるっていた時のことです。
遂に息子
の学校も学校閉鎖になりました。2月のはじめ頃だったと思います。(うろ覚え)
大学生の娘
と中学生の息子
は制限下の生活の中で、鬱々
と家にいる日々が続きました。ストレスがたまっているのはあきらかです。
そんな中、大型ショッピングモールに出かけることになりました。
手早く買い物をすませるため、男同士
、女同士
で分かれて行動していると、突然夫からLINE
が入ります。
「犬を飼おうと思う」「それも今日」
ペットショップを訪れた息子
がトイプーの子犬
の虜になってしまっていると。
私は大反対
でした。
ペットはこんな安直な気持ちで買うべきではない、もっと考えて決めることなんだよと。
「ペットは家族だから、、この子(
)は子どもと一緒なのよ、、。」
愛犬家や愛猫家の方の言葉でよく聞きますね。
災害の際の避難所のペット問題、また先日の飛行機火災でのペットへの対応の是非など、、。
時にペットの扱いが話題になることがあります。
危険を省みずに救助してくださっている自衛隊や救助隊員の方を思うと、人間と動物は同等ではない、ペットに人間と同じ待遇を求めるのは違うと個人的には思います。
また私のいた医療現場
においても、、
急を要する入院や治療
を必要とする身体の状態にもかかわらず、
「ペットのお世話があるから入院できない」、「急に云われても預け先がない」
と拒否
されることがあります。
治療の意思決定は本人にありますから、本人が納得されているなら問題はないのかもしれませんが、医療者としてはモヤモヤ
するところです。
もしペットの具合が悪いとき、、、
我が子なら仕事を休み、付き添い、受診する場面ですが、一般的に、
「ペットの具合が悪いので休みます」
は有なのか無なのか、、。
「ペットの看取りの為に休みたい。一人で旅立たせるのは可哀想で、、」
確かに見送ってあげたい気持ちはわかります。でも社会道義的にはどうなのか、、。、
ペットを飼うということが、これらのことをクリア出来ないといけないのだとしたら、物凄くハードル
が高い。
これまでにペットを飼った経験のない私には無理だなと常々思っていました。
続きます。
