一昨日の火曜日に臨時休業をいただいて、昨日の定休日と合わせて1泊2日で瀬戸内国際芸術祭2019の会場となっている西の島々に行ってきた。
本島、高見島、粟島。
そこに行くのはもちろん今回が初めて。
それどころか本島へ向かうための児島観光港を利用することさえが初めてのことだった。児島に25年も暮らしていたというのに。
お店を始めるときに、臨時休業なんてよっぽどのことがない限りしないんだ。と僕は決めていた。
旅行が趣味なわけでも、何かに没頭するようなことがあるわけではないから週に一度の定休日があればそれでいいと思っていた。
基本的にその考え方に今でも変わりはないのだけれど、今年は随分と臨時休業をとってしまっている。
それには理由がある。
僕が旅行に行くことが趣味になったわけでも、没頭してしまう趣味ができたわけではない。
大きく変わったことは、どこへ行くとかどこかへ行きたいということではなくて、それがどこであっても一緒に行きたいと思う人たちができたことだ。
1月にはうどんツアーに行った。
6月にはしまなみ街道を自転車で走った。
9月には東京までコーヒーを飲み行ったし海上タクシーに乗り合わせて男木島へ行った。
そして10月には西の島々へ行ってきた。
うどんツアーにもまた行きたいし、東京にはまだまだ飲みに行きたいコーヒー屋さんがたくさんある。
昨日の帰りには、ここに行きたい。あそこにも行きたい。という話題でも盛り上がった。
コーヒー屋さんを巡ることが勉強だ。とか、芸術祭の作品を観て回ることが仕事にも役立つ。とか、そんな綺麗事を僕は言うつもりはない。遊びは遊びだ。それ以上でも以下でもない。
その遊びを全力で一緒に楽しんでくれる人たちがいる。
その楽しい場所へ僕を連れ出してくれる人たちがいる。
彼らや彼女らがいるから僕は外へ出る。
大切なことは「誰と行くのか」ということだと僕は感じている。
※臨時休業をすることによって、その日にしかアカイトコーヒーに来れなかった方々にはご迷惑をおかけしていることに関しては心からお詫び申し上げます。