朝の宮ノ浦港の風景がいつもの感じにもどったように僕の目に映ったゴールデンウィーク明けの火曜日。

 

いつも来てくれるご近所さんが、「いつもの朝にもどったなあ。お疲れさん。」と声をかけてくれる。

 

同じように商売をしている仲間たちが顔を出してくれて、「お疲れさま。」を声を掛け合って、お互いを労う。

 

みんなが必死で過ごした時間の苦労やエピソードを笑顔で話せることが何よりも僕は嬉しくて、その瞬間に全てが報われるような気持ちになる。

 

アカイトコーヒーはこの10日間を通して、これまで見たことがなかった風景をみることができた。

それは日々の積み重ねも多少もあるかもしれないけれど、何よりも同じ直島の場所でアカイトコーヒーが始まるずっと前から商売を続けている先輩がアドバイスをくれるからに他ならない。

 

未熟な僕の頭の中のイメージと経験なんて、この場所で10年ずっと商売を続けている先輩の一言の足元にも及ばない。当たり前のことだ。

 

そんな先輩が近くにいるという事実だけで、僕はこれから先もなんとかなるような気持ちにさえなれる。

 

さて、10日間の時間がこれからのアカイトコーヒーにとって貴重で重要だった経験となったことは間違いない。

 

その経験を活かしてそれをどう発展させていけるのか?

 

それがこれからの僕がやっていくこと。

 

昨日までの常識にとらわれずに。

 

スクラップ&ビルド。

壊すものは壊して、残すものは残す。

「続けること」と「始めること」と「やめること」。

 

色んな取捨選択の先にまた新しい風景が待っていると僕は思っている。

 

一先ず皆さん、

お疲れさまでした。

 

アカイトコーヒーは明日8日(水)は定休日です。