直島で生まれ育ち18歳までをその地で過ごした。
そして当たり前にように直島を出て24年もの月日を倉敷市児島で暮らしてきた。
そしてそして1年前に僕は直島に帰ってきた。
そんなずっと瀬戸内で暮らしている僕が豊島に行ったのはこの間の5月16日(水)が初めてだった。
今でこそ、アートの島として世界的に有名になった2つの島。
旅客船で片道30分弱なのだから頻繁に住民同士の往来があるのだろうと思っている人も多く居ることだろうと思う。
しかしながら現実として、
そこに暮らしている住民の現実としては多くの人が思っているであろうそんな往来はあまりない。
直島と豊島はお互いが近くて遠い島。
それが事実だ。
そしてもう一つ。
直島と豊島は似て非なる島でもある。
瀬戸内海に隣り合わせるように浮かぶ島のそれぞれの今の姿にはあの時のそれぞれの選択が大きく関係している。
それはどちらが良くてどちらが良くなかったかということではなくて。
直島の地中美術館に従事し、豊島美術館においては設立メンバーとして携わってきた著者が綴った本書は、
アートや芸術に関心がある方や豊島や直島を好きでいてくれている方々はもちろんのこと、
僕と同じようにこの場所で生まれ育ってきた人達やこれからの人生を瀬戸内で暮らそうとしている全ての方々にこそ読んでほしい一冊だ。
そんな気持ちを込めて、
アカイトコーヒーでは本書美術館ができるまでの販売取り扱いをさせていただきます。

