今年、受験生の高3の次男
何とか大学の指定校推薦が取れました。

まあ、余程のことがない限り落ちることはないだろうからとりあえずひと安心なのですが、実は次男の成績からすると、もうワンランク上の大学の指定校推薦を狙ってもよかったのではないか、と思ってしまうのです。

実際にワンランク上の大学から指定校推薦が来ており、成績的にも何とか推薦が取れそうなので、これまで何度か次男に話したのですが、本人は全く意に介さず、

「難しい大学は入ってから大変やし、それに入りたい学部やないから」
とのつれない返事。

私たちの頃は一浪してでも「いい大学」

例え志望する学部でなくても、受かったらより偏差値の高い大学へ行く。


つまり、少しでも偏差値の高い大学を目指す受験生が一般的だったのですが、

今は東大や京大、早慶などの超難関大学や医学部を目指す人を除けば、


「行きたい大学より行ける大学」

へと価値観が変わって来ているようです。


第二次ベビーブームで受験生で溢れかえっていて、指定校推薦などまだ僅かで一般入試が当たり前だった私たちの世代から見ると、大変もったいないように思えるのですが、 

確かに、難関大学を出ても就職が上手くいかなかったり、会社の倒産など様々な事情により苦労している人もたくさんいます。

特に、バブルの崩壊、ITの普及、またコロナ禍などにより大きく価値観が変わったこの時代においては、 
「いい大学を出て、いい会社に入って出世する」
もいう過去のステレオタイプな生き方はもはやオワコンなのでしょう。

それに今は、自分らしい生き方を追求する人が増え、パワハラの告発に怯える管理職など罰ゲームにしか思えない時代

そう考えると、
超難関大学は無理でもMARCHか関関同立、最低でも日東駒専か産近甲龍と言って受験勉強に励んでいた私たちの時代の「偏差値に踊らされていた価値観」は、もう捨て去るべきなのかもしれませんね。