今夏の福岡旅行の余談です。
 
 参考↓

(2023年9月3日付記事)



最終日の8月26日の午後、
天神駅から地下鉄に乗って.
赤坂駅(東京じゃないよん)で降りて大濠公園沿いを歩いていたら、

突然、ゴーッというジェット音
見上げると上空を飛行機が。

福岡は飛行場が街のすぐ近く。

土曜日の午後のひととき、
こんな景色もいいものですね。

気温35度の残暑の中、
汗を拭き拭き福岡城跡の舞鶴公園を散策していたら、
平和台陸上競技場

晩夏の誰もいない静かな競技場は、
時が止まった感じがして何となくいいですね。

さて、
この平和台陸上競技場は元々、平和台球場があったところ。 

平和台球場といえば、
福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)が本拠地としていた球場

さらにその昔は、
西鉄ライオンズ
西鉄ライオンズのキャップ(レプリカ)

昭和31(1956)年から同33(1958)年の日本シリーズで、
あの巨人に3タテを食らわせた伝説のチーム

ちょうど、
阪神対オリックスの日本シリーズが佳境に入っていますね。

特に昭和33年は打撃の神様・川上哲治(以下、敬称略)やルーキーだった長嶋茂雄がいた巨人に3連敗して、
万事休すかと諦めムードが漂う中、

「(負けるにしても)稲尾でないと気の荒い博多のファンは納得しないだろう」
という三原脩監督の思いに応え、
最後と思われた第4戦にエースの鉄腕・稲尾和久が、
3対0で敗色濃厚となった4回からリリーフ登板

ところが、
強打の巨人打線を捻じ伏せ、
おまけに第5戦では自らサヨナラホームランを放ち、
さらに第6戦、第7戦と4連投して全てに勝ち星を挙げ、

なんと、
3連敗のち4連勝して奇跡のシリーズ逆転制覇を成し遂げ.
三原監督に「神様・仏様・稲尾様」と言わしめた伝説のシリーズ

↓でも触れました。

(2022年5月29日付記事)
 
西鉄ライオンズのロゴ
 
西鉄のNとライオンズのlを合わせたマーク

このマークはニューヨーク・ヤンキースのマークをもとに、
三原監督と水戸商業で商業デザインを学んだ豊田泰光が共同でデザインしたものですが、
監督と選手がマークをデザインするとは牧歌的な感じがしていいですね。

さて、
1日目その4に戻ります。
 

(2023年8月30日付記事)

スピッツの「さわって・変わって」という歌の中に「3連敗のち3連勝して街が光る」
という不思議な歌詞があります。

この歌詞の意味について作詞者の草野マサムネさんが言及したことは、
私が知る限りありませんが、

先ほどの、
西鉄ライオンズの3連敗のち4連勝したエピソード

3連敗して連勝した日

もしかしたら…これは、
イケるんじゃないか
と博多の街は大変な騒ぎになったそうです。

もちろん草野さんが生まれる前のエピソードですが、
「3連敗のち3連勝して街が光る」とは、

福岡市出身で野球好きの草野さん(福岡ソフトバンクホークスのファンなんだとか)が、
恐らく親世代から何度も聞かされたであろうこのエピソードのことを、
恋愛になぞらえて、

イケるんじゃないか
という込み上げる思いを比喩的に歌っているのではないか、
と勝手に憶測してしまうのです。

まあ、
「ヒバリのこころ」から30年以上スピッツのファンのワタシでも、
「草野さんのこころ」は分からないですけどね。ウインク