靴を扱う仕事をしていて、
靴は「履きやすくて足に合っているもの」
は当然だと思っています。
あかい靴の藤本ゆきこです
安全、快適に履ける靴を提供すること、
靴と足の勉強をして、安くてより良いものを提供する、
それですべてOKかとなると、
わたしはすべてYESではないです。
なぜなら、
靴はオシャレの必須アイテムだからです。
たまにお客様で、
「足に悪いからこんなの履いたらダメなんだ。
わたしには履く靴がない、人(靴店、お医者さん)に言われたものしか一生履けない」
本当は履きたくないものを勧められたり、
「あきらめる」ことで「履きたいのに履けない」本当の気持ちを言えないジレンマがあるのではないでしょうか。
だって靴はオシャレさんの必須アイテムだから。
靴や足について専門的なことなど
お客様は詳しくわからないと思います。
「あなた、これしか履けませんよ?
足のことを考えたら。」
「そんな靴履いてたら
もっと足悪くしますよ?」
って、プロに言われると不安になります。
でもほんとうにその靴で納得して買われているのでしょうか。
ほんとうはもっと、自分の気持ちの落とし所、折り合いのつく程度の良い靴を提案して欲しいのではないでしょうか。
足が痛いお客様はご自身が1番わかってらっしゃいます。
「デザインでより好みできない」と。
痛いから、ものすごくオシャレなものでなくても良いから、もうちょっとオシャレな女性らしい靴、が欲しい。
靴に困って何を買っても合わないお客様は
不安なのではないでしょうか。
足は痛いし、先々もっと痛くなったらどうしよう、勧められるままに、この靴を本当に買って良いのか。
前から申し上げてるとおり、ただ「ラクに履ける靴だけ」をわたしは販売したくない、です。
「この靴履いてたら、いろんな人に声を掛けられるんよー!」
「空港に行ったら1人には『素敵な靴ですね』と言われます」
とか、
旅行先でホテルの方に
「『オシャレな靴ですね!』って、こんな履きやすいのにオシャレ言われて、ほんとに嬉しかった!」
って、お客様に言っていただける靴。
ただ「足に良いだけで選んだ靴」ではなく、
お客様が心から望んで満足いくよう
「足と心が喜ぶ靴」
を提供させていただきたいと思っています。
必ず見つかりますから。
最後までお読みいただきありがとうございます。