2017年8月 大分県 佐伯市の石鎚山 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

@21

 

昔から大分県は石鎚信仰が発展し現在も盛んな地域である、最近知った話では石鎚

神社特別会符も大半が大分県の方が所持しているという事であり大分県内には今も

石鎚山が勧請された地が多く残っている、そしてこの中から3つの石鎚山を訪問する

計画を立てたのである。

本日の予定は佐伯市にある2つの石鎚山と津久見市に浮かぶ保戸島にある石鎚山を

訪問予定で時間的にもまる1日かかる行程である。

8月12日八幡浜5時50分発、臼杵港8時15分着のフェリーに乗る

フェリーを下り佐伯市へ向かっていると道端に石鎚神社の看板を発見 ! ! この看板に

石鎚神社臼杵教会と記されてある、いきなりの石鎚神社の発見に感動である ! !

時間はかつかつであるが寄って見る事に、臼津バイパスから少し入った山中に大山

神社があり、この境内に石鎚神社臼杵教会はあった。

ここは無人で中に入ってお参りできる、この神社の詳細は分からないが今も管理され

活動している事が伺える、愛媛の石鎚山から海を渡り遠くはなれたこの地にも、同じ

石鎚信仰の地がある事に感動である(^_^)。

そして早々に大分県佐伯市に石槌山 (486m) へ ! ! 臼杵港から約1時間南下した地に

石槌山はある、地図の表記も「石槌山」であり古くから石鎚山が勧請されている様子

山頂には石鎚神社の社があり、前には鎖も掛かっているよう。

石槌山への登山口は豊後くろしおライン空の公園にあり、山頂まで遊歩道が整備され

迷う事は無い、何よりも登山口からの景色と、登山道途中にある展望所からの光景は

すばらしいものがあり海の向こうには四国が見えているほどである、ここは晴れた日

狙ったほうがいいだろう。

そして登山口から30分で山頂に着くと小さな石鎚神社の社があり中には1体の御神像

が倒れていた、難儀して起こしてみると石鎚蔵王大権現であった。

この石鎚神社は南南東向きに祀られ前には鎖も掛けられてあるが、この鎖道は現在

進めるような道ではなくどこに続いているかも分らない、だが登山地図にはこの石槌

の南に位置する尾浦の集落へ下る尾根筋に登山道が記されている事からこの集

落の石槌山である可能性は高い、そして何よりもこの石鎚神社に1本の新しい清酒が

供えられている、この清酒がどれだけの安心感を与えてくれる事か、そしてひっそりと

たたむ石鎚蔵王大権現に手を合わせここを後にした。

更に佐伯市本匠にある石鎚山へ、先の石鎚山から約1時間ほどの場所である。

保食神社に登山口がありここも道に迷う事はなかった、しかし尾根上の道は急斜

ずりずり、よれよれになって山頂に着いた時には1時間を要していた(>_<) ! !

しかし山頂には立派な祠が2つ鎮座している、大きい祠には「石」の印があり中には

立派な不動明王と石鎚神社の御札が、小さい祠には石鎚蔵王大権現と役行者が祭ら

れてあった、石鎚蔵王大権現は木製で頭部が無く判別が難しいほどであった。

そして山頂付近に鎖があるようであるがこの鎖を確認する事はできなかった、この2つ

の石鎚山 ! ! いずれも立派なものであり今も管理されている、佐伯市では手元にこれ

以上の石鎚山情報は持って無いが探せば間違いなくまだあるだろう。

 

 

 

 

 

 

臼杵市海添にある石鎚神社臼杵教会へ

ここは地図にも出てくる

 

ここが石鎚神社への登拝口

バイパスから入ると右後になるので分りにくい

 

登り口には石鎚神社臼杵遥拝所とある

 

少し登ると鳥居が現れた

 

神額には「大山神社」とあ

 

境内に石鎚山に関係したものは無かった

 

鳥居の手前の建物

これが石鎚神社臼杵教会である

 

神額には「石鎚大神」

鳥居は北東向きである、多少のずれはあったが

石鎚山に向いて建ててあると思う

 

ここは中に入ってお参りできる、広さも十分あり立派な祭壇がある

御神像を拝む事はできなかったがおそらく石鎚大神だろう

 

石鎚神社尺間嶽教会臼杵遥拝所とある

これが正式名所だろうか?

「開所50周年記念大祭」歴史はかなり古い

 

佐伯市蒲江大字畑野浦の石槌山へ

ここは地図にも石槌山と出てくる

 

ここが登拝口となる空の公園駐車場

ここの住所は佐伯市米水津大字色利浦とでる。

 

何よりもここからの景色はすばらしい

 

駐車場にある案内板

 

ここには「石鎚山」と記されている

 

車でも行けそうな登山口

 

「石鎚山遊歩道」45分とある

 

すぐに舗装は途切れ荒れた道となる

 

アンテナまで来ると広い道はここまで

 

ここから先は道が細くなる

 

遊歩道だけあって整備されている

 

途中に1箇所開けた所がある

 

ここは最高の景色が広がっている

 

遥か彼方、佐田岬半島も見えている

 

更に遊歩道を進むと

 

登山口から約30分で石鎚山山頂である

 

「石鎚山」とある

 

南側だけ開けている

やはりこの真下にある集落の石鎚山かな?

 

そしてひっそりとたたずむ石鎚神社の社

 

社の前には鎖が掛けられている

しかしこの先は薮と化し道があるようには見えない

 

南南東の方向であるがここの場合は地形的な理由だと思う

 

そして社の中を覗いてみると1体の御神像のような物が倒れている

 

小さな穴から難儀して起こしてみると

石鎚蔵王大権現

 

登山道途中から拝する石鎚山

山頂はあの頂の少し奥である

 

佐伯市本匠にある石鎚山へ

ここは保食神社に登山口がある

 

ここが保食神社、境内まで車で来れる

登山口は大木の奥である

 

境内を見渡すと石鎚神社御勧請記念碑

昭和三年七月とある

 

そして本殿横の建物には石鎚神社社務所

本教を示す文字も無く詳細は不明

 

社務所の横にある石鎚山登拝口

 

奥に道は続いている

 

すぐ石祠があり金比羅大権現・秋葉大権現・稲荷大明神など

右側の大きな祠には「文政十年」とある

 

山に向かって道は続いているが薮と化している

 

以外にもすぐにまともな道となる

 

また3つの祠が登場するが石鎚山ではない

奥から稲荷大明神・金毘羅大権現・地蔵菩薩

 

登山道は尾根筋を直登りである

予定以上の急斜面でへろへろとなる

 

山頂手前で左へ道は進むが分りにくい

 

そしてよれよれになって石鎚山山頂である

登山口から約1時間

 

見るからに立派な祠が2つある

 

右側の祠には立派な不動明王立像に石鎚神社の御札

 

石鎚山と確信する記しである

 

扉の内側に「昭和三年七月」とある

 

天照皇大神宮の石碑

そして左側の小さい祠にはかなり痛んだ木製の石鎚蔵王大権現

更に役行者像が祀られてあった

 

祠の裏にはたくさんの地蔵菩薩の石碑がある

 

天保や文政の文字が目立つ

 

そして1つだけ違う方向を向いた石像があり役行者像と思われる

測位するとだいたい東向きに置かれているのだが

この場合、大峰山を向いているとするほうが正確だろう

 

三角点の山頂票は石鎚山

 「やはり石鎚信仰はすばらしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

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