公正取引委員会　唱道(アドボカシー)機能の強化へ

緊急調査22業種　(出所；公正取引委員会)

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

　2月24日(木)ロシアによるウクライナ侵略から12週間以上となっています。国際秩序が揺らぐ中、バイデン米国大統領は就任後初めて訪日しました。露中北という三正面の脅威を抱えるわが国にとって、日米同盟を強化し、拡大抑止による安全保障の確立、IPEF(インド太平洋経済枠組)への参加等が議論されることになります。明日にはクアッド(日米豪印)首脳会談もわが国で開催されます。

国際秩序が混迷する中で、わが国の外交、防衛、情報力の強化はまったなしです。

◎公正取引委員会の唱道(アドボカシー)機能強化

5月20日(金)、総理大臣官邸で第7回新しい資本主義実現会議が開催され、人への投資（賃金、人材育成、兼業・副業、男女間格差等）と取引適正化に向けて公正取引委員会の唱導(アドボカシー)機能について議論が行われました。

令和4年5月20日新しい資本主義実現会議 | 首相官邸ホームページ

大企業では賃上げが行われていますが、課題は中小企業です。その賃金引上げを図るに当たって、転嫁を円滑化する施策を推進し、競争政策を取り仕切る公正取引委員会が、取引慣行の改善や規制改革を提言する機能、唱導(アドボカシー)機能の強化が必要だとの議論がありました。

公正取引委員会では、次のような政策を実施してきました。

　独占禁止法・下請法の執行強化

　⑴独占禁止法上の優越的地位の濫用に関する緊急調査　22業種選定(上図参照)

　⑵執行体制・運用の強化　対策調査室新設、「優越Gメン」体制創設、DX推進、取締役会決議を経て改善報告書の提出を求める

　⑶大企業とスタートアップとの取引調査　約2万社に著麺調査開始し立入調査へ、不当なしわ寄せに関する下請相談窓口ダイヤル(0120-060-110)の周知

今回の会議で議論となった公取委の唱道(アドボカシー)機能ですが、同委によると、最近行った分野は以下の通りだと言います。

①クレジットカード取引、②IPOにおける公開価格設定プロセス、③デジタル広告、④コンビニエンスストア、⑤飲食店ポータルサイト、⑥官公庁における情報システム調達、⑦携帯電話、⑧スタートアップ、⑨QRコード等を用いたキャッシュレス決済、⑩オンラインモール・アプリストア

また、現在、以下のような分野において実態調査を行っており、その結果を踏まえて唱道(アドボカシー)を行う予定だと言います。

⑪クラウドサービス、モバイルOS等、⑫ソフトウェア制作業・受託システム開発業

　公正取引委員会は、競争環境の整備を図ることが使命であり、それにより、企業の活力向上、消費者の効用拡大、技術と組織の革新を図っていくことにあります。その方法は、独占禁止法や下請法の厳正な法執行、違反事件審査や企業結合審査によって競争を回復するさせる強制力であり、また、規制や取引慣行等により競争が十分に働いていないと考えられる分野や、デジタル市場等にみられるように市場が急速に変化しつつあるため、迅速な競争実態の把握と競争上のルール整備が求められる分野などにおいて、ガイドライン策定や調査、規制改革提言、国際連携、国民理解増進等の唱道(アドボカシー)機能を十分に発揮して、競争環境を適切に整備することです。強制力と唱道は車の両輪と位置づけています。

　今後、公取委の唱道機能強化について、取り組んでいきたいと思います。

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◎参院選　自民党候補予定者への後援会入会を

　第26回参議院議員通常選挙が6月22日(水)公示、7月10日(日)投開票で実施されます。コロナ禍が続き、国際秩序が揺らぐ時に、政治の安定が何よりも重要です。ぜひ政権与党自民党の公認候補へのご後援をお願い申し上げます。

・自民党公認候補予定者は　一覧はこちらへ

・山梨選挙区は　永井学後援会へ入会を！詳細はこちらへ

・参院選投票方法は　2票制の詳細はこちらへ

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◎内閣府副大臣の仕事とは

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