よくベテラン保育士さんは背中に目がついてるように、直視してなくても危険予測でき、トラブル回避できる って聞きますよね。
お察しの通り、アラフォー新人保育士(私)にはその能力はまだ備わっておらず。
1人を対応中→違うところでいざこざ ってのがもう日常で。
よくある例。トイレ介助時。
トイレの隣同士でのAちゃんとBちゃんの女児のいざこざの仲裁中、
さらに順番を横入りした!とC君Dくんの男児喧嘩が勃発。
その間カーテンを勝手に開け閉めするEくん。
電気をつけたり消したりするFくん。
一体何人絡んどるねん!笑
争いを好まない穏やかな児以外ほぼ全員出演しとる
私はその中でも無意識に優先順位を考えてて、危険と思われる喧嘩(すぐに手が出る男児たちの喧嘩を止めに入る。)
ヒートアップする声の女児達の喧嘩。諭して少し落ちついた、か?
E.F は構う余裕なし!
これがベテラン先生だったら、手で男児達の喧嘩を阻止しつつ、口で女児達を諌め、ついでにEと Fも注意できて、無難に済むんでしょうね
でもまだこの程度は序の口であった。
結果から先に言えば、私は先程の男児達の喧嘩を予測できず、噛みつきを防ぎきれなかった。
ことの顛末は、師匠先生が順番に制作に誘導中、
残りの皆はおもちゃで遊んでいた。
上手くブロックで遊べずにイライラしべそ泣きで、すぐ直して直してと持ってくるC君。
自分で作りたい物が作れず、こちらに作ってとせがむAちゃん。
幼児はみな自分が一番。でも先生は1人。
今C君の治してるからね?とAちゃんに我慢させてたので、次はAちゃんの、とお手伝いしていたところ、制作から戻ってきたD君がC君の作品に触れてしまい、完全に作品が崩落。衝動的に噛みついたようだ。
顔面に残る、痛々しい噛み跡。
噛まれた児は痛くて大泣きしている。
本当に申し訳ない気持ちで、落ち着くまで抱っこする。
私の全体を見る視野が欠けていたせいだ。
C君がイライラ状態でトラブルが起きやすい事に配慮し、常に観察していればこの怪我は起きなかったと思う。
Aちゃんも、自分でやれるよう働きかけるべきであった。
が、Aちゃんは頑固で依存心が強い。
自分でやるよう言っても押し問答でどっちにしろうまく対応できておらず視野が狭くなっていたかも…?
騒ぎを聞きつけて、他の先生もチラ見、
席を外していた師匠先生も戻ってくる。
戻ってきた師匠先生は、しずかに、穏やかに皆に注意した。噛みついてはいけないこと、できないとイライラして人に当たり散らさないこと。。
そして怪我をしたら悲しいこと。
次同じようなことがあればもうこのおもちゃは出しませんということ。
皆静かに聞いている。
私も話を聴きながら、2人のイライラが高まって来た時点で、おもちゃを片付けるか、お終いにするよと2人に冷静になるきっかけを作ってあげても良かったんだ と気づいた。(冷静になるどころか逆に泣き叫ぶかもだけど)
文字にすると簡単なのに、何でこんな事も気づかなかったんだろうかね。
でも個別対応しながら全体を見るというのは私には難しいことがわかったので、できるだけ全体を見るようにする。
個々に寄り添う保育をしたかったけど、
それで安全が守れないということはあってはならない。
師匠先生がせっかく自由遊びを任せてくれたのに。
もう任せてくれないかも…。
信頼してもらえるよう、今後はミスしないように
気を引き締めて頑張ろう。
噛みつきを防げなくて、Dくん、ご家族の方、本当にごめんなさい。
そしてお迎えの際に保護者に説明してもらう師匠先生、主任先生、すみませんでした。