孫と近くの河川敷を散歩していると、ニセアカシアの花が、
満開をすぎていましたが、たくさん見受けられました。
周囲もほのかに甘い香りがします。
ハリエンジュとも呼ばれる木で、外来種なのでどんどん繁殖します。
この河川敷ではだいぶ切ったようですが、まだまだあります。大木になります。
川に近い私の家ではベランダが、この花の花粉で黄緑色になるほどです。
ふと、昔の記憶がよみがえりました。
亡くなった義父のことです。
あるとき、義父はボウルにいっぱいの白い花をつんで持ってきました。
「これ、天ぷらにして」
「えっ? この花食べられるの?」
私は初めてのことで驚きました。小さな白い花がブドウのように房になって
ついていました。藤の花にも似ていました。
「とってもうまいよ」
その言葉通り、揚げてみるとふわっと柔らかで、ほのかに甘くて、シャキシャキ感も
あるものでした。見た目も花なのできれいです。
ちょっと油を吸いすぎるのが難点かな?とも感じました。
たくさん食べると、油を食べるような感じになってしまいそう。
油物の大好きな義父らしいリクエストでした。
後で調べると、長野県の千曲川流域の特有のメニューのようでした。
「これ、食べられる?」
と、孫がひと房とってきましたが、もう少し遅くて、花が薄茶に変わりつつありました。
「今年はもうお終いだね。来年、天ぷらにしてあげるからね」
そういうと、孫はとても残念そうな表情でした。
*わかりにくいけど、ニセアカシアの白い花。某公園で。



