おしゃべりなどんぐり林

おしゃべりなどんぐり林

童話を書いています。お話魔女になって読み語り活動もしています。

 孫と近くの河川敷を散歩していると、ニセアカシアの花が、

満開をすぎていましたが、たくさん見受けられました。

周囲もほのかに甘い香りがします。

ハリエンジュとも呼ばれる木で、外来種なのでどんどん繁殖します。

この河川敷ではだいぶ切ったようですが、まだまだあります。大木になります。

川に近い私の家ではベランダが、この花の花粉で黄緑色になるほどです。

 

 ふと、昔の記憶がよみがえりました。

亡くなった義父のことです。

あるとき、義父はボウルにいっぱいの白い花をつんで持ってきました。

「これ、天ぷらにして」

「えっ? この花食べられるの?」

私は初めてのことで驚きました。小さな白い花がブドウのように房になって

ついていました。藤の花にも似ていました。

「とってもうまいよ」

 その言葉通り、揚げてみるとふわっと柔らかで、ほのかに甘くて、シャキシャキ感も

あるものでした。見た目も花なのできれいです。

ちょっと油を吸いすぎるのが難点かな?とも感じました。

たくさん食べると、油を食べるような感じになってしまいそう。

油物の大好きな義父らしいリクエストでした。

 

 後で調べると、長野県の千曲川流域の特有のメニューのようでした。

「これ、食べられる?」

と、孫がひと房とってきましたが、もう少し遅くて、花が薄茶に変わりつつありました。

「今年はもうお終いだね。来年、天ぷらにしてあげるからね」

 そういうと、孫はとても残念そうな表情でした。

 

*わかりにくいけど、ニセアカシアの白い花。某公園で。

          

5月のまばゆい日差しは新緑を輝かせますが、空もときどきハッとするような

景色を見せてくれます。

そんなとき、庭に出て空を見上げてしばし沈黙します。

空に表情を作るのは雲の姿なので、その形の面白さ、不思議さには感動します。

       

ああ、人は昔むかし 鳥だったのかもしれないね

こんなにも こんなにも 空が恋しい ♪ 「この空を飛べたら」より

 

この歌を口ずさんでしまいますが、私は昔から空を見上げるのが好きでした。

「翼をください」とか「風になりたい」とか、飛ぶことに纏わるような歌も

好きでした。ほんとに昔は鳥だったのかもしれません。

 

私が児童書「空の子パタタン」を出版して、ちょうど1年。

パタタンは飛びます! 私の分身のように。

パタタンは歌います! 私の分身のように。

 

もっともっと、この本をたくさんの子どもたちに知ってもらいたんだけどね。。。

 

きょうは二十四節気では立夏です。

それにふさわしい日になっています。目に鮮やかな新緑の山々。

外に出ると、全身に光をあびて、自分も新緑の木になれたような気持ちになるから不思議です。

 

最近は空も澄んで、じっと見ていると、心まで吸い込まれてしまいそうです。

これは先週の空。

つるし雲でしょうか? 下の方です。めずらしい空模様でした。

まるで巨大なUFOでも来ているような・・・

私はひそかにそう思っていますがね。

ここで書いているので、ちっともひそかではないですね。

 

空は魅力的です。