またまた認知症母の話題です
前回のブログの時点で
↓↓↓
母の一人暮らしはもう無理かな?
そろそろ施設かな?
年内辺り?
と考えていました。
ところが、
早く施設に入れなきゃ
という出来事があったんです。
95歳の義父が亡くなった
という知らせを受けた日のこと。
夫は会社からそのまま急いで
田舎県の実家に帰りました。
私と娘は、翌日
新幹線で田舎県へ行くことにしました。
慌ただしく
夫、娘、私、3人分の喪服や
1泊することにしたのでその準備
東京在住の息子とのやり取りなど
バタバタしていて
母に薬を飲ませるための電話をしたのが
いつもより遅く
夜9時半頃になったのですが
その時母は電話に出なかったんです。
その日母はデイサービスの日で
キーケースに付けてある
AirTagを見ると
デイサービスからは帰宅している。
たぶんお風呂に入ってるんだろう
と考え、
次の日私は新幹線で田舎県に行く
ということもあって
早めに寝ました。
そして翌朝また母に電話すると
何度かけても出ないのです
AirTagは家になってるので
外出しているのではなさそう。
ってことは・・・
家の中で倒れている
という可能性が大きい。
実家の隣の駅に住んでいる娘に連絡。
様子を見に行ってくれることに
なりました。
でも家の中で倒れているということは
もう息をしてない可能性も高いので
娘は「何かヤダな…」と言いながらも
行ってくれました。
その後の娘からの報告は
予想もしていなかったものでした。
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玄関のドアの前で
ガタガタ震えながら
座り込んでたよ
とりあえず
生きてたということに
安堵する私。
母のほんの少しの記憶と
財布の中のレシート
インターホン受信機の履歴
それらを照らし合わせて
導き出したのは・・・
デイサービスから帰宅したとき
玄関ドアの鍵を開けることが出来ず
一晩中、家に入れなかった
ということです。
私の実家は築45年ほどのマンションで
鍵が固くなっていました。
さらにドアは重く
ドアノブの形は握って回すタイプ
なので、握力が必要。
母は鍵を開けられなかった。
でもスマホは部屋の中に忘れてる。
マンションの管理人さんや
近所の顔見知りの電器屋さんに
助けを求めるとか
コンビニで事情を話すとか
認知症なので
そういうことを思いつかない
でも、隣の駅に孫娘が住んでいる
ということだけは思い出したようで
電車で隣駅に行ったけど
家がどこかはわからない
夜10時頃、その駅で
優しい女性が母に
声をかけてくださったようで
"やよい軒"で定食を食べた
レシートがあったんです。
お店まで連れて行ってくれたのかも
しれません。
どこのどなたか存じませんが
心から感謝いたします
あなた様に幸せが舞い込みますように
他にはコンビニのレシートがあり
牛乳やハム
この寒いのにアイスクリームも
買ってたみたい。
さらに、
季節に合った洋服を選べないので
コートを着ていない。
玄関の前で薄着のまま
アイスクリームを食べたら
寒くて震えるのは当然です。
インターホンの受信機には
夜中の1時や明け方5時に
母がインターホンを鳴らしている姿が
映っていたとのこと。
誰かに閉め出されたと思った?
すぐにでも
実家に駆けつけたかったけど
義父の葬儀に行かない訳にも
いかないし…
娘が部屋を暖かくして
母をソファーに寝かせて毛布をかけたら
落ち着いたようで
娘から、母の健康状態は問題ない
との報告を受けたので
2人で新幹線に乗り
田舎県に行きました
その後母は体調を崩すことは
なかったんですが、
さすがに精神的に参っていました。
そして、当分の間は外出禁止
外に出てはいけない
と玄関ドアに貼り紙をして
ちょっとした軟禁状態に
このことがあったので
もう一人暮らしは無理だな
と判断しました。
これまで母は、
"自分はちゃんと一人暮らしできている"
と思い込んでいたんです。
それは娘や私のサポートがあるゆえ
なのですが、そこは理解できず
本人は何も困っていなかった。
ところが今回は
真冬に一晩中、家に入れない
という出来事に
かなりショックを受けていました
娘や私のサポートもそろそろ限界
ということもあるけれど
今回は
認知症で一人暮らしの母を
可哀想だと感じて
急遽、施設を探すことにしました。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます