お盆なので実家に帰省しました。
夫は自分の実家へ。
流行りの?セパレート帰省
というやつかな
私の実家は
電車で1時間ほどの場所なので
いつもは日帰りですが
久しぶりに泊まりました。
84歳の認知症母が一人暮らし。
週に1回ほど、娘が行って
薬の管理をしてくれています。
泊まってみると
これまで気づかなかったことが
色々と見えてきてビックリ
母はいつも、
お茶の2Lペットボトルを
まとめ買いしていて
冷蔵庫の中や常温で
常に5~6本ぐらいは
お茶の買い置きがあったんです。
その日私が冷蔵庫を開けると
お茶がペットボトルの底に
あとコップ2杯分ほどしか
残っていなかったので
冷蔵庫の他の引き出しを探したんですが
・・・無い
母に
お茶のペットボトルどこ〜
と聞くと
あぁ、お茶はもうそれだけしかないのよ
と。
え?!じゃあ後で買いに行くね
次に、トイレに入ると
トイレットペーパーが残り少なくて
ペーパーホルダー2つのうち
もう1つも空。
補充しようとトイレの中を見渡しても
・・・無い
ねぇ、トイレットペーパーどこ〜
あぁ、もうそれだけなのよ
えーーーっ?!
ギリギリセーーーフ
急いで買いに行かなきゃ
そういえば
洗面所のハンドソープも空っぽで
石鹸は小さくなってる。
さらに、
お米も1号ぐらいしか残って無かったし
毎朝食べてると言う食パンは
1枚も無い。
認知症になると、
【現在】のことはわかるんだけど、
【過去】と【未来】がわからない。
だから、
そろそろ無くなるから買っておかないと
というふうに
先のことを予測して準備する
ってことが難しくなってるみたい
母がそうなってることに
今回初めて気づきました
泊まって良かった
お風呂に入ると、
シャンプーボトルに「①」
コンディショナーには「②」と
油性ペンで書いてありました。
娘の文字です
洗面所の化粧水の容器には
「化粧水」と大きな文字で書いた紙が
貼ってありました
娘の優しいサポートを見つけて
私が80歳になったら
また娘がこんなふうに
書いてくれるんだろうな〜
と、ホッコリうれしくなった私
でも、娘が80歳になったとき
娘を優しくサポートしてくれる人が
誰かいるんだろうか
そんなことを考えると
胸が締め付けられる
私にとって実家への帰省は
もう楽しいとかリラックスとか無くて
ただただ、せつなくなる時間でした