パッキャオ負けたけど…の話
フィリピンの英雄
マニー・パッキャオが、
オーストラリアの
ジェフ・ホーンに敗れました。
試合そのものや、
パッキャオ、ホーンのパフォーマンスの良し悪しは
多くの専門家が語っています。
私が今回の試合に注目したのは、
フィリピンとオーストラリアの
外交・経済についてです。
パッキャオは
フィリピンの上院議員です。
世界的なボクサーであり
歴史に名を残すのは
間違いありません。
アジア圏で見れば
英雄や、生きる伝説。
そんな中で、
フィリピンはドゥテルテ大統領が
生まれました。
ドゥテルテ政権として
フィリピンの経済発展のために
資源国であり、
近隣のオーストラリアと
何かしらの協力関係を強めることは
当然ながら重要です。
フィリピンは海外での出稼ぎ労働が
重要な外貨獲得手段となっています。
オーストラリアへの
フィリピン人移民は、増加しています。
英語圏のメリットもあります。
古いデータですが、
1990年で44万人でしたが、
2006年には100万人を突破してます。
現在は200万人くらいかもしれません。
そのほか、
フィリピンの出稼ぎ労働先は
アメリカやカナダの
北米です。
北米圏では、
パッキャオは絶対的な知名度と支持を集めています。
オーストラリアでも
同様の支持を集められれば、
フィリピンの英雄が
戦う外交大使として
認知されれば、
ドゥテルテ大統領としては、
ありがたいでしょう。
また、
フィリピン人の多い
北米と、オーストラリアで
支持を集められれば、
パッキャオが
大統領になる可能性も
高まるでしょう。
そう考えると、
パッキャオが、
なぜ無理に復帰したのか?
なぜオーストラリアで戦ったのか?
納得できます。
今後、
パッキャオが戦うならば
それは、政治活動ではないかと考えます。
場所も、
政治的な理由が増えるでしょう。
本当に戦う政治家、です。
そんなボクサーがいるのは、
私は頼もしく思います。