ビッグマッチの話 | 赤平大オフィシャルブログ「赤平大のありがとうございます」Powered by Ameba

ビッグマッチの話

マニー・パッキャオの次戦が、

アミール・カーンになりそうです。


両者、ピークは過ぎたかもしれませんが
実現してほしいカード。

「今さら遅いよ」
「カネ目当てか?」

なんて批判も聞こえそうですが、

ケタ違いのお金が動くので、
絶対に成立した方が良いわけです。

多くの人が幸せになるわけですから。



何事にも、
ファンやマニアはいます。

私も、アイドルとかには関心が低いですが、
ボクシングやフィギュアスケートは、
マニアな方だと思います。

マニアとして、気をつけないといけないなと
心がけている事が2つあります。

1つは、
攻撃的にならない事。

マニアの傾向としては、
知識がマニアレベルでない人に
攻撃的になりやすい事があげられます。

攻撃には、
「こんなことも知らないのか」
という直接的なものと、

「レベルの近いもの同士で盛り上がり他への配慮が少ない」
という排他的なものがあります。


マニアが、
なぜ攻撃的になるのか?
統計などを取ったことがないので
定性的になりますが、

知的優越感は大きな要素だと思います。

マニアが、
知的水準が低い新たな対象に攻撃的になると、

せっかく関心を持ってくれた仲間を
逃がすことになります。
マニアが潜在顧客を逃がすわけです。

すると、時間とともに
業界の規模は縮小し、
ファンだけでなく、選手(スポーツならば)のレベルや人口も減少。
同時に「昔は良かった」とマニアは先鋭化し、
より排他的になるという
負のサイクルに陥る恐れがあります。



そこで、
2つめに気をつけている事が、

関心を持ってくれたことに感謝し
新参者を最優先する事です。


高校ラグビーの名門、
御所実業の竹田監督の教えに、
「1年生をお客様として、最も配慮し、もてなす」
というものがあります。

1年が雑用荷物持ち、
ではなく、
1年生が楽しく充実した部活動を行うには、
経験者が配慮する事が大切なわけです。

…これ、よく考えると
サービス産業として考えると当たり前のことなんですよね。

1年生をお客様と考え、
真心のこもったサービスで満足度を高めれば
ファンになり定着してもらえる。
その逆は、顧客離れになります。


我々マニアこそ、
業界の浮沈の先鞭であるわけです。
短期的な優越感より、
多くの幸せを考えるなら、
攻撃的になる事のデメリットは明白です。

これは、地方都市にも言えますが
厳しい業界や産業ほど、
ムラ意識を捨てる事が大切なんだと思います。



お、真面目な話になってしまいました(笑)