報道の話 | 赤平大オフィシャルブログ「赤平大のありがとうございます」Powered by Ameba

報道の話

春ごろに書いたブログで、

アレロックという花粉症のクスリを飲んだ人が、
肝炎を起こした、という報道があった。

で、私はアレロックを常用している。


という記事を書きました。



さて、
最近、
秋の花粉の症状が出て来たので
今日、かかりつけの病院へ行くと、

処方されたのは、

アレロック。




『…あの、先生、アレロックはトラブルがあったんですよね??』



すると先生は少し怒り気味に、

『あれは、報道のミスリードなんですよっ』

と話し始めました。




なんでも、

アレロックで肝炎を引き起こしたとされる例は、2例。


1人目は、90歳の男性。
アレロック以外に10種類くらいのクスリを常用。


2人目は、40代の女性。
アレロック以外に10種類くらいのクスリを常用。
アレロックを飲んで200日後に肝炎を発症。



制度上、
原因の可能性が少しでも有る場合は
厚生省に報告する義務が有るそうで、

アレロックが原因と特定できていなくても、
副作用リストに肝炎が載ったそう。


そしてそれを、
報道がミスリードしたそう。


結果、
現場の医師が、一人一人の患者に説明しなければならないタイムロスを引き起こし、
患者に不利益になっているそう。




…症例の2人を考えると、
アレロックと断定する事は難しいように感じられます。



ただ、
あくまでもこれは医師側の意見のみでの推測。


報道した側にも、ハッキリした根拠が有るのでしょう。




メディアの責任を理解していたつもりですが、
改めて、情報のリスクを考えさせられました。


ちなみに私の判断は、

アレロックを飲むことを選択しました。