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ボクシングの話

今日はボクシングマニアにとって
非常に楽しみな一日。


久しぶりに

フロイド・メイウェザーが復帰!
対戦相手は
ビクター・オルティス。
ヒゲ面にして、良い感じになりました(笑)


結果は、

メイウェザーの4RKO勝ち!



結果以上に
内容が面白かったのです。

オルティスの頭突きを思いっ切り食らって、口をカットしたメイウェザーが、

怒りから
不意打ちのような
左フックと右ストレートで決着。

レフェリーのコルテズさんは、
よそ見をしていたオマケ付き。


さらに
試合後のインタビューで
おじいちゃんインタビュアーに
喧嘩を売る悪態(笑)


すべてルールの内で
メイウェザーに反則は無い。

いやぁ、
面白い!



ここで、
マニアな見方。


今日のポイントは
メイウェザーのサウスポー対応。
過去にもサウスポーに良いパンチをもらっていたメイウェザーなので、
もし今後、パッキャオ戦があるならば!
という想像も踏まえて見ていました。

今日のメイウェザーに限れば、
サウスポーの左ストレートへの対応が
他に比べて鈍かった気がします。
…まあ、メイウェザー比なので、総じて反応は異常に速いんですけどね 汗

ただ、
メイウェザーの最大の武器である
L字ガードと、後ろ重心、柔軟性から考えると、
サウスポーの左ストレートはかなりの可能性でクリーンヒットはしないので、
本人としても、鈍い反応は意図的なのかもしれません。


それにしても
メイウェザーのディフェンスは素晴らしい!

ショルダーブロックとエルボーブロックの上手さ、
ロープ際、コーナーからの脱出とカウンター、

メイウェザーの場合、
ディフェンスすら先手に見えます。


オフェンス面では

今日は右ストレートが目立ちました。
と、考えると、
サウスポー対策のオーソドックスなものだった事もわかります。

右ストレートも、
力を抜いた、最短距離、必要最小限のパワーで、打ち抜きます。
KOは、パワーが無くても出来る、というお手本。


スタンスの取り方は
かなり広め。
徳山昌守さんに似てます。

そういえば、
ガードを下げてアップライト、
空間把握の巧みさ
このあたりも、徳山さんと共通ですね。

結果、
対戦相手の良さを消して、
負けない。


…なるほど、
負けないボクシングのカギが、
メイウェザーと徳山さんにありそうです。

メイウェザーは徳山さん以上のスピードがありますし、ディフェンスの種類も柔軟性もある。

んんんーーー、
メイウェザー強いわけだ。
徳山昌守さんって、
実はパンチも強くて、
相当強いチャンピオンだったんですよ!



さて、

あるかどうか分かりませんが、
メイウェザー対パッキャオ。

今日のメイウェザーを見る限り、
メイウェザーの勝ちが80%かなと。


デラホーヤが実践した
強引に距離を潰して超インファイト、
というパターンが
パッキャオにとっても効果的な気がします。

ただ、
パッキャオの最高のパフォーマンス可能な距離は
実はミドルレンジ。

パッキャオの強さは
ステップインとステップアウトなので、
出入りを使える距離が必要なんです。

となると、
その距離はメイウェザーの得意な距離。

空間把握が武器のメイウェザーが
ミドルレンジで測り間違うことは考えにくい。


そうは言っても、
パッキャオはこれまで、
予想と想像を超越する勝ち方をしてきた選手。

超インファイトで右フック、左アッパーを決めて、
ラッシュからのストップ勝ち、というパターンもあり得ます!!




とまあ、
なんだかんだと
ボクシングマニアは妄想するわけです(笑)


もうすぐ、
西岡さん対ラファエル・マルケス


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