境界の話 | 赤平大オフィシャルブログ「赤平大のありがとうございます」Powered by Ameba

境界の話

震災の現場に向かうとき、




多くの自衛隊の車両、緊急車両と同じ道を通ります。




岩手の内陸から沿岸への道は、


非常に限定的だからです。










遠野から沿岸の釜石、大船渡、陸前高田に向かう道中、




険しい山道を必ず通ります。




まだ大雪がふる


車通りのない、民家もない道です。






その道端の一本の電信柱に、




行きは


「負けないぞ、東北」




帰りは


「ご支援、ありがとう」




と、誰かが手書きで書いたメッセージが貼られています。




それ以外にも、いくつかの手書きのメッセージが点在します。






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人もいない、


車通りも殆ど無い道に


このメッセージ。














津波の被害は、


現地に入って気付くのですが、




はっきりとした境界線があります。




ここまでが、津波の到達点なんだな、と気付かされます。




そのため、


現地に入ると、


さっきまで普通の町並みで、傷ひとつないのに、


突然瓦礫の山が現れます。


心の準備もなにも、ありません。




まるで、現実感のないバーチャルな錯覚すら感じます。






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ここには、大船渡駅があった場所。


足元の緑色っぽい部分は、


ホームです。


真下には瓦礫に覆われた線路があります。




写真の男性は




私の来る前からこの状態で立ち尽くしていました。




言葉もない。




私も全く同じ状態でした。








そして山側に目を向けると、


傷一つない民家があります。




ここが、境界。










避難所は、


ひとつの街だけでも数十箇所あります。




いくつかを回ってきました。




というのも、後日書きますが、


私の盛岡の同級生数人が、


仕事の垣根を越えた支援を企画していたからです。






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ここは、


ある避難所の廊下。






ボランティア、救助スタッフで溢れています。








この避難所にも、




境界線がありました。




これはまた後日。




公約

赤平は
『東日本大震災に関わる仕事の報酬の50%を、寄付します』
東北の心は 絶対に 折れない!!


赤平大は報酬の3% をベナン共和国の子どもの教育に投資し、成果をブログで公開します。