関西弁の話 | 赤平大オフィシャルブログ「赤平大のありがとうございます」Powered by Ameba

関西弁の話

結婚式の司会で、大阪に来ました。

やはり東北人には、
関西弁は憧れます。


同じ訛りに属するのに、

関西弁と東北弁は、

なぜ扱いが違うのか??


東北弁の田舎者扱いは、
全国でも際立っています。


とは言え最近ではテレビの影響なのか、
津軽弁もマイルドになり
理解しやすくなりました。


パッソのコマーシャルで、
仲里依紗さんと、森三中さんの
フランス語と見せかけて、
実は津軽弁のやりとり。
見たことあると思いますが、
あれのやり取りは下記。


「おぅ、わ(私)のかでえ(硬い)パン、
しけるめえに(湿気る前に)鍋さ(で)フォンデュせば(すれば)、
うだでぐ(とても)めえや(美味しいよ)」と、

「せばだば(それじゃあ)やってみら(やってみるわ)」


面白いCMです(笑)

CMの雰囲気は、
オシャレな街、着飾った女性
晴れたティータイムくらいの舞台設定。
あたかも、フランスです。

でも、
コトバは津軽弁というオチ。
分かりやすく、コミカル。



で、
この演出の狙いこそ、
フランスの都会的なオシャレさと、
津軽弁の田舎感の
ギャップ。

つまり、
津軽弁は田舎で、格好良さとは正反対にある、このことの強調なわけです。

これが
かりに、
白人と黒人の
文化的ギャップを笑いの演出にしたら、
間違いなく訴えられてしまいます。


でも、
このCMでは、
訴えられることはないでしょう。


私の感覚では

津軽弁とは田舎の言葉である。
このことを、ある種のアイデンティティとして誇っている
青森の気質がある。


そんな気がします。

言語をバカにされても、
それすら誇りに思える文化。
これこそ、
日本人の多様性として、大切にしたいなと。

テレビや交通インフラの高速化で
地方が、地方でなくなり
言語もファッションも食も
リトルトーキョーになっている中で、
こんな青森の気質は、
けっこう好きです。


その先駆が
大阪のアイデンティティですね。


さて、
式場に到着!!

天満宮会館さんという、
素晴らしい式場です。



今夜は東京で仕事なので、
トンボ帰り。

おぉ、
大阪の食のアイデンティティを
楽しめない…涙


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