街のぱいそん街のぱいそんがどこからか出てきて街の秩序を壊すのでないかと不安に思ったとき、街のぱいそんらしき影が見えた。幻想かと思ったら、細い通りからうねうね出てきて、街の大通りを突っ切っていった周囲を見渡すも、街のぱいそんを見たものは私以外誰ひとりとしていないらしかった。先ほど見たぱいそんは何だったのか私はひとりずっと考えあぐねていた。あれは本物に違いなかったが、本物だと言い張るこんきょはない。わたしだけのぱいそんとするほかなかった。