プロダクトマネージャーはプレスリリースを書くといいかもしれない
どうも。@akaheruです。前回のブログ更新日は見なかったことにして、気持ち新たにブログを書きたいと思います。今日のテーマは、ここ最近の業務の中で私が強く再認識した「プロダクトマネージャーが身につけると良いスキル」について。私がどんなことやっているのかを説明しながら書いていきたいと思います。■そもそもプロダクトマネージャーの役割って? 「プロダクトマネージャーの役割」(Martin Erikssonの手描き図)プロダクトマネージャーという言葉は一般的にかなり浸透してきたと思うので、その主な役割の説明は割愛しますが、詳しく知りたい方はググってみてください。私は企業や業界、つくるモノやそのプロダクトの状態(ゼロイチの立ち上げ期なのか成熟期なのかなど)によりプロダクトマネージャーの役割は変わってくるものだと思っていますので、まずは今、私がどんな業界で何をしているのかだけ簡単にお伝えすると、「アドテク業界でプロダクトの開発責任者」をやっていまして、役割としてはCTOではなく「VP of Engineering」です。元々はSIerでエンジニアをやっていました。もし詳しく知りたい方がいましたらこちらも見てやってください。それでは、まずはアドテクノロジー領域の特徴からお話ししていきます。■アドテクのプロダクト開発ってどんな感じ?私が感じているアドテクノロジー領域におけるプロダクト開発の一番の特徴は(Web業界全般にいえることかもしれませんが)、とにかく「変化のスピードが速い」です。プロダクトそのものにはもちろんですが、エンジニア自身も変化に柔軟に、そしてポジティブに対応できる必要があり「ビジネスとエンジニアリングの一体感、チームとしての総合力」が求められる業界だと思います。競争が激しく厳しい世界ですが、これほどエンジニアがダイレクトにダイレクトに事業貢献できるドメインはなかなか無いのではないでしょうか。そして、■アドテクのプロダクトマネジメントに求められるものですが、プロダクトマネージャーは前述したとおり業界やプロダクトの状態によって求められる役割が変わってきます。市場・競合分析、UI/UXデザイン、開発ディレクション、チームマネージメント、育成、業界の深い専門知識、などなど「総合的な力」が求められ、なかでも「エンジニアとしてのバックボーン」はどんな企業・業界においても必須でしょう。そして、アドテクの領域では上記に加え「開発スピード」、「意思決定のスピード」、「事業責任者や経営陣と意思疎通するスピード」といった、全般的に一段上のスピードアップが必要になってきます。こうして書いてみるとプロダクトマネージャーってなかなかのスーパーマンですね…果たしてこの役割を完璧にこなせる人はいるんだろうか、と思ってしまいますが、そろそろ今日の本題に入りたいと思います。■プロダクトマネージャーが身につけると良いスキルって?プロダクトマネージャーに総合的な力が必要とされることは間違いないのですが、身につけると良い(やった方が良い)と思っているスキルがあります。唐突ですが、現在プロダクト開発に携わっているプロダクトマネージャー、プログラマ、デザイナーのみなさん、ご自身が担当しているプロダクトのプレスリリース文を書いたことがありますか?つらつらと書いてきましたが、私がここ最近の業務の中で実感した重要でありかつ、自分自身のプロダクトマネージャーとしてのスキルを計ることができると感じたことが、「プレスリリースが書けるかどうか」です。大きく2つあるのですが、1つ目はいわゆるプロダクトセールスとかマーケティング力であり「プロダクトを認知させることができるか」ということです。「伝える力」と言ってもいいかもしれません。これはエンジニアであれば経験のある方が多いと思いますが、どんなに良いプロダクトを開発したとしても、そもそも知られてないと始まらないし、知って欲しい相手にリーチできていなければ意味がないし、知らせたいタイミングで知ってもらえないと価値が半減し大きく出遅れてしまいます。エンジニアが積極的に技術チャレンジし、ハイクオリティなプロダクトを開発したとしても、まずはプロダクトが社内にも社外にも「認知されていないと意味がない」んですよね。だからこそ、 いつ、どのタイミングで 誰に対して書くのか プロダクトの何を伝えたいのかこれを意識してプレスリリースを書く必要があって、実際に書いてみるとすごく難しいんですが、狙い通りに書けていれば必ずレスポンスとして自分のところに返ってくるはずです。私はたかだか10行程度の文面を仕上げるのに1日かかったこともあります。そして2つ目、プレスリリースを書くことで得られるものがもう一つ。私は、自分自身が書いたプレスリリースの原稿を経営陣や事業責任者とすり合わせていく過程で、どのような戦略を描いているのか、何が肝で、どのくらいのスピード感で実行しなければいけないのか、ということを理解できたことが何度もあります。プレスリリースを書いて仕上げるという工程ほど、効率よく温度感も含めて「ビジネスとシンクロ」できる方法は無いんじゃないかと思います。さらに理想的な形でいうと、「プロダクト開発を開始する前にプレスリリース文面が仕上がっていること」難易度は高いですが、これができれば完璧ですね。長々と書いてしまいましたが、実はこれ、数年前から社内で実践されているプロダクトの開発プロセスなんです。実業務の中であらためてこの仕組みのすばらしさを実感したので書かせていただきました。私としては、これらを「プロダクトマネージャーに必要な技術力」と捉え、今後も磨いていきたいと考えています。必ずしもプレスリリースとして出す必要はないので、みなさんも一度、ご自身がこれから開発する(または開発中の)プロダクトがローンチされた時のプレスリリース文面をイメージしてみてはいかがでしょうか。具体的なイメージができれば、きっといいプロダクトが仕上がるはずです。そしてあたかも自分がプレスリリース書けるような書きっぷりで書いちゃいましたが、事業責任者から一発OKもらえるようなものは未だに書けません。ホント難しいです…それではまた。