あなたが輝いて羽ばたける日のために | 山口☆お産ができる助産院☆赤ちゃんのほっぺ☆

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32歳で5人目の子どもを産んだ時に持った夢、それは「助産師になりたい!!」でした。
36歳で看護学校、39歳で助産師学校に入学して、40歳の時に念願の助産師に♡
今は助産院を開業して、すべての女性のカラダ・ココロ・生き方サポートに明け暮れる、幸せな毎日です(^^)

久々の更新になります。

にもかかわらず、ブログへの訪問、ありがとうございます。

拙いブログですが、多くの方にお読みいただいていることに感謝いたします。




今年の夏は「夏らしからぬ夏」でしたね。


これは日本海ですが、いつもの青空が見えませんね。




先日、一昨年ほっぺで出産されたママが

山口に帰省された、ということで遊びに来て下さいました。

3人の子育て真っ最中のママです。

その時にお話したことを書きます。




私は36歳で看護学校に入学するまでは、10年間専業主婦をしていました。

専業主婦がしたかったわけではありませんが

核家族で周りに身内のいない環境で、保育園に子供を預けて働くことに限界が来て

26歳で3人目を妊娠した時に、仕事をやめました。

必然的に、子どもも保育園をやめました。

今ほど、女性が子育てをしながら働く環境が整っていない時代、でもありました。

それからは、まったくもって「旦那と子どものため」の人生を送っていました。




毎朝、小学生を学校に送り出し、その後幼稚園児のお弁当を仕上げ

(当時は、幼稚園に給食というのはなかったので)

登園準備をして下の子を連れて幼稚園へ送って行きます。

帰ってきたら、朝の騒動で散らかしっぱなしの家が待っていて

その家を見るとやる気が起きず(言い訳ですが・笑)

下の子と遊びながら、コーヒーを飲んだり新聞を読んだり、過ごすこと1時間。

それからようやく重い腰を上げて、家事に移っていました。

幼稚園の降園時間はあっという間で

その後は、再び怒涛のように夕方の家事に向けて時間は進んでいくのでした。




その頃の私は、趣味を持つような心の余裕もなかったので

今で言うハンドメイドや食品作りに凝っていて

子どもの服、手提げ袋、カーテン、キッチン小物を作ったり

味噌、豆腐、パン、お菓子、手打ちうどん、などを作ったり。

自分のための趣味というより、家族のためのものを手作りするのが息抜きで

結局、純粋に「自分の時間」というのはなかったように思います。




来る日も来る日も家事に追われ

毎日雑巾がけをしないととても清潔が保てない床を拭きながら、床を見つめながら

「ああ、私ってこんなことばかり。。。」と

なーんか社会から取り残されたような気になっていました。

独身の友達や仕事を持っている友達が

キラキラ輝いて見えていました。




当時私は、色んな年上の方と仲良くしていただいていたのですが

(いわゆる子育ての先輩、主婦の先輩、ですね)

ある日、さえない毎日、さえない自分をグチグチ愚痴っていたら

ちょうど私より一回り上の方に




えとちゃん、えとちゃんは今、「家庭の基礎作り」をしているんよ。

家を建てる時もね、基礎、土台が大切でしょ。

基礎がぐらついている上に、いくらいい家を建てようと思っても、倒れてしまうんよ。

家庭も同じ。

基礎がしっかりしていなかったら

えとちゃんが子どもの手が離れて、いざ社会に出ようと思った時に

家庭に手が取られて、羽ばたけなくなるよ。

今するべきことをしっかりして。




と言われました。




若かった当時の私は、今思えばどこまで理解できたか分かりませんが

「はぁ、そんなものかなぁ」

と聞いていました。




5番めの子が幼稚園に入園するのを待って、私は看護学校を受験して、入学するのですが

そこで私の専業主婦ライフは終了。

そして助産師の道へと急旋回しました。




すると・・・

今まで「家族のため」にしか生きていなかった私が、今度は

「家族が私のため」に協力してくれる生活になったのです。

それは見事でした。

家事は家族全員でするようになり

一番下の子の幼稚園のお迎えも、上の子が毎日してくれました。

勉強や臨床実習に追われる私に時間を作ってくれるために

休日には旦那さんが子ども達をいつも遊びに連れて出てくれていました。




助産師になるために、確かに私も頑張りました。

「並大抵ではない努力」をしたと思っています。

だけど、それ以上に

家族全員の協力があったことは、言うまでもありません。

独身ならともかく

家庭を持って、しかも5人の子どもがいる中で

4年間で看護師と助産師の免許が取れたことは

家族全員の快挙でもあったのです。




家族の中に犠牲者がいる・・・

それは本当の家族ではありませんね。

調和のとれた家庭の中には、誰一人犠牲者はいません。

たとえ主婦と言えども、母と言えども、

家庭の犠牲になる必要はありません。

そんなことしなくてもいいんですよ。

家事も子育ても、手を抜くことも必要。

手抜き大歓迎です。

だけど、手を抜くところを間違えないで。

旦那さんや子どもや、、、

大切な人の心を見ることに手を抜かないでくださいね。




そして

「今やるべきことは何か」

それをしっかり見極めて下さい。




家庭というのは、一朝一夕ではできません。

長いスパンで見ることが大切です。

今、目の前のことが永遠に続くように思えますが

そんなことはありません。

目の前ですぐに結果を出そうと思うから

焦りも出てくるし、辛くもなります。

でも大丈夫。

大丈夫だから安心して。

今、主婦や母をしているあなたが「主役」になれる時は必ず来るから

その時に思いっきり羽ばたけるように

「今やるべきことは何か」

をしっかり見極めて

日々お過ごしくださいね。




私は、家庭の中で黙々と頑張った日々があったからこそ

今の自由な自分があると思っています。

子ども達もみんな大きくなりましたが

家族みんなが仲良く、私の仕事に対しても理解があり

毎日がわいわい、合宿のような生活です。





私がかつて先輩に言われたことを

そのままあなたへ伝えます。





「家庭」は基礎作りが大切です。

基礎を作る、と言う作業は一見地味で

何を作っているか、自分でも分からなくなります。

家に例えると

ほぼ建て上がって、最後に内装のあたりになると

イメージも膨らんで楽しくなるでしょう。

だけど、最初の基礎の、コンクリートを固めている辺りの作業は

全く華やかさがありません。

だけどその基礎作りに

家作りのすべてがかかっている、と言っても過言ではないのはお分かりだと思います。

家庭も一緒です。

基礎つくりは地味で退屈な時もあるかもしれない。

だけど、そこに家庭作りのすべてがかかっています。

頑張って。応援していますよ。

手を抜くところと、手を抜く時期を間違えないでね。





お土産にいただいた「ひよ子饅頭」です。

ロングセラーですね。

この商品の人気の秘密って何でしょうね。。。





先日21歳の二女と一緒に撮った写真。

あれだけ手がかかった子ども達ですが

今ではみんな親友ですよ!




赤ちゃんのほっぺ☆8月の講座です
助産院に遊びに来てくださいね。

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