先日、輪島市門前町に行くことがあり、時間があったので被災状況を撮影しました。
門前町は2007年に発生した能登地震の震源に近かったため、大きな被害を受け、その後輪島市と合併し、近年ようやく復興の兆しが見えてきたところでした。
輪島市街とは少し離れた場所にあり、曹洞宗の祖院があるなど、禅の里として知られる、落ち着いた町でした。
その町を、前回を超える激しい地震が襲いました。古い家屋が多かったこともあり、
被害の状況は目を覆いたくなるような惨状で、私も撮影しながら、あまりのひどさに涙が出てきました。軒並み倒壊した家屋が並ぶこの町の人たちは、皆、避難所で生活されていらっしゃるのでしょうか。
撮影した画像の一部ですが、アップロードさせていただきます。
これはほんの一部です。輪島や珠洲も様子を見たいと思うのですが、輪島は用事で短い時間だけ市街を見ました。山間の道路が多く、いたるところで山肌が崩落して道路を覆い、迂回蕗や交互通行などで何とか通れるようになっていました。道路は凹凸だらけで曲がりくねり、そこを資材を運び終えたと思われる大型トラックが次々と戻っていきました。
自宅の周辺も至る所に倒壊した家がありますが、2ケ月半たった今も景色はほとんど変わっていません。道路状況も改修は進んでいますが、もともとアクセスできる道路が限られていて、周囲から被災地に入るといった方法が取れないのが難しいところだと思います。
復興には時間がかかると思われ、また政府は早々に支援を打ち切る動きを見せているという報道もあります。どうぞ皆さんの、どのような形でも結構ですので、支援をいただけるよう、お願いします。
なお、余震はその後ずっと減少しており、体感する振動のない日が続いています。
これが、余震が落ち着いて、収まっていくということであるように祈っています。