能登半島地震が発生した時、発生した地震は1回では無いので、どんな様子で発生したのか、素人ながら知りたくて、NETで資料を調べて記憶を辿ろうとして見た。

発生後30分ほどに起きたある程度以上の地震の時間、おおよその位置、強さなどを

表にした。

最初、16:06分に発生した地震は、輪島の東北約30Kmの海底らしい。

そしてその4分後に、今回の最大震度の揺れが始まる。震央は最初の揺れとほぼ同じ

場所のようだ。この時、最大震度を記録したのは、志賀町の富来地頭町区と富来領家町区の隣接する2つの区とされたが、後に輪島市も震度7が記録されていたことが判明した。

 

震央に近い輪島市と同じ震度7をなぜ離れた志賀町で記録したのか、という疑問があるが、富来地頭町区には富来川南岸断層という断層があり、この断層が連動して一緒に動いた、という記事もあった。この断層の端は志賀原発の10K圏内にある。

 

この地震は輪島市と珠洲市の北側の海底で始まり、南側の能登町、穴水町、七尾市、志賀町などに被害を広げ、さらに29分後には珠洲市と佐渡島の間の海底でも地震を発生させている。これらの地震は海底で発生しているので、津波が発生し、海岸に大きな被害を与えている。

余震は3日ほどは間断なく襲い、強い揺れに生きた心地がしなかった。

 

しかし、数日を経ると、震央に変化が出てくる。輪島よりも西側の海底で発生する頻度が増える。場所は志賀町の北西方面の海底が多い。志賀原発に近い海底に当たる。

具体的には、北緯37.2度、東経136.7度近辺が多くみられる。この位置は地震計が設置されている場所だからかもしれないが、ここより西側の海底も表示される。

 

大きい地震の後には、その両端にある別の断層がエネルギーを放出し切れていないことにより、時間を置いて新たな地震を発生させることがある、という説もNETで見た。

 

志賀町に居住する身としては、更なる地震の震央となる可能性を捨てきれないので、

車は裏の車庫に入れず、家の前の歩道に乗り上げさせて停めている。

 

また、NETでは地域による振動モードの違いも注目されていた。

YOU-TUBEでは動画で説明されていたが、上記の4地区の地震計に記録された実際の振動を再現した結果、左下の志賀町富来地区の振動周期のみが1秒間に4回ほどの揺れで振幅がやや小さい、ガタガタという揺れだったのに対して、他の3地区はいずれも1秒間に1回ほどで振幅の大きな、ユッサユッサという、ゆっくりと大きく揺れる振動モードだったらしい。そしてこの大きな揺れ方が木造家屋には致命的らしい。

 

私は発生1日当時は七尾市北部の海岸に居たが、あまりに大きな揺れのため、立っていたコンクリートの地面に叩きつけられ、這いつくばっていても放り出されそうな揺れに恐怖を感じた。

 

富来地区の自宅に戻れたのは翌2日だが、道路の亀裂崩落、旧い家屋の倒壊状況は変わらなかった。ただ、奇妙なことに、玄関の張り出し屋根を支える外柱が土台のコンクリート台に対して皆斜めにねじれており、小さい電柱なども取りてけてあるものが斜めに動いていることから、やはりねじれているようだ。

 

以上、素人なりに感じたことを書いてみたが、いろいろな記事の読み取り方に誤りも有るかもしれないので、皆さんもいろいろな方面の情報を調べてご判断ください。 

参考に、NETから入手した震央の地図のサンプルを添付します。