東京在住の次女夫婦が遊びに来てくれた。コロナ以降初の来客だ。

 

金沢まで車で迎えに行き、近江町市場で昼食を摂ったり、金沢城公園を散策したり、

土産店街を見たり。ゴールデンウイーク中だったのでどこに行っても人がいっぱい。

金沢駅の商店街で食料を調達し、日本海の夕暮れを眺めながら拙宅へ。

 

翌日は輪島の朝市を見て回り、海産物を買ったりしてから、穴水駅前の寿司屋で昼食を摂り、能登島水族館へ。私は車を駐車場に入れるため二人を先に降ろして別行動。

ジンベイザメの泳ぐ水槽の建物の中が薄暗くて居心地よかったので壁際のベンチで昼寝を決め込んだ。

 

ところがスマホから大音量で流れる警報音にたたき起こされ、目が覚めると周囲の人のスマホも一斉に鳴っている。津波の恐れがあるから高いところに避難せよ、という指示が聞こえるので、建物を出て通路を出口の方に向かう。

 

建物がしっかりしている為か、揺れはあまり感じなかったし水族館は結構高いところにあるので、恐怖感はあまりなく、指示に従って移動した。娘たちはイルカショーを見ていたが係員の誘導で出口の方に出てきた。係員は冷静に誘導指示を出し、非常事態の訓練が出来ているようだった。

 

やがて警報も解除になり、再び内部に戻って魚を見て回ったり、ペンギンの散歩を見たりして時間を過ごし、閉館の混雑が始まる前に帰途に就いた。

 

夜は我が家で朝市で買ったものなどで夕食を済ませて、近くの温泉に行き、戻って一休みしているところで再び警報音。揺れが少し長かったので3人でテーブルの下にもぐり、様子をうかがう。やがて津波の恐れもないと警報が解除になってやれやれ。

 

翌日は新幹線が、昼頃のしか取れなかったそうなので、朝家を出て金沢駅へ。ここで別れて、二人は新幹線で東京に戻った。地震のハプニングはあったが、能登の旅を楽しんでくれたようだった。

コロナ前は我が家は親族たちの海の別荘だったが、また子供連れで来てほしいものだ。

ただ、この後もまた警報が鳴るのではないかとビクビクして、スマホを離せない毎日が続いている。