TIFFのレッドカーペット歩く桔平さん

好きです(  - v - )

いつも惚れ惚れしてしまいます。
凛としてて、シュッとしてて。




内容はある程度、知っていました。
タイトルが既にね。

泣かせにかかる映画なのかな~?なんて思いながら見ましたが、良い意味で期待を裏切り、凄く後味の良い映画でした。


消化しきれなかったり、
考え込んだりはせず、


なんだか前向きで温かくなる映画。



ガンとか余命とか聞くと
滅入ってしまうけど、
奄美の景色やフィルムから伝わる温かさがなんだか和らげてくれました。


涙しなかったのは、
いまいち滴の気持ちがよくわからなかったので泣きはしませんでした。

そこらへん、なんでそうなるの?
という疑問が多かった。


滴はどっちかというと、
考え方が独身者かなーと感じました。
辛いことは全部自分が背負うみたいな。


でもまず赤ちゃんを第一に考えて
出産だって、どんな事がおこるか?
わからない。

健康に無事に産まれてくるか?
なんてわからない。
出産は母子ともに命懸け。

そんな状況で良介さんを突き放す。
うーん、わからない。


滴はいいかもしれないけど、
自分で考えて判断したんだから。

でも良介さんは?
赤ちゃんはそれを望んだ?

家族ってなんだ?


私だったら赤ちゃんは、
自分と旦那さんがあって授かり
誕生するものだし、
自分一人では決めないかな。

ましてや、自分の余命がわかってるなら
赤ちゃんの今後を考えて
良介さんに伝えなければならない事が沢山ある。


旦那さんに辛い思いをさせるとか、

子供より滴を助けるかも?

なんていう葛藤より、

既にお腹の中では生命が誕生しているんだから、どんな事があろうと、お互い辛かろうが赤ちゃんの為に、夫婦で話し合うべきなのでは?

しかも、奇跡が起こらなければ
育てていくのは良介さんなんだよね?

何を思って、一人で判断し、
産んで育てているんだろう。

あんな部屋を暗くして
外気もシャットアウトして、

赤ちゃんにも良くないだろうに。

赤ちゃんの事、考えてる?





もうストーリーの中心に
引っ掛かってしまい、
感情移入は出来ませんでしたが、





椎名桔平さんが良い!←フルネーム





良介っていう人物を見事に
実在させたというか。


所謂、言い方は悪いけどヒモ男で。

でも映画の中では
良介は滴の見えないところで、

滴を気遣い、良いものを食べさせてあげたい!とか

バイク磨いてたり、

滴の為に一生懸命している的に
美化されてたけど。

ヒモだったら、それくらい当たり前かな?
と厳しく見た私でしたが、

でもなんだか、

何でも大きな心で受け止めてくれそうだし、

優しそうだし、

温かみのある人で、

ヒモだとか、そういう感じには見えなかった。


滴みたいな気の強い女性には
凄くあってそう。



凄く申し訳ないんですが、椎名さん
なんだか優しい役をやっても

『この人、何かあるんじゃないか?』
と裏をかいてしまう事があって、

(私がただファンだから、違う役と重なって見えてるだけなのかもしれない)


何か違う方向にストーリーが
転がるんじゃないんだろうか?と


勝手に憶測して


結局何もないと、
あーなんでそう見えたんだろう?
表情かな?目かな?雰囲気?

とか考える事があって。



でも、この良介は

本当に気持ちが温かくて、

なんだか体温も温かいんじゃないのか?とフィルム通して伝わりそうな程、

良介さんの寛容さが伝わりました。


医師だったけど、いいじゃない。
休んだって。
収入なくなったって。
写真好きなんだよね?撮りなよ!と言いたくなる←


親戚からヒモ扱いされて、
軽くどつくシーン、
ちょっとジーンときました。
強くどつけない。
ヒモと言われても仕方ない。
男としての、なんとも言えない感じが出てて良かったー


奄美の景色も美しく、

映画と良いバランスだったし、

林さんも最高に良かった


スターダスト製作つーことで

主題歌にがっかりしましたが、

ラップかかった時に吹きそうでしたが
(。-∀-)



また桔平さんのファンになった