デジタルサイネージは見られてる?
最近、デジタルサイネージを研究しているという方のブログを見ました。
そこに「デジタルサイネージ は年々増えてきているが、実はあまり見られていない」という記事がありました。
どこをどの位調べたのかわかりませんし、調査データもなかったので何とも言えませんが、私が街で見かけたデジタルサイネージもあまり見られていないように感じました。
スーパー、居酒屋、商業施設でのものですが、前を通る人々は皆歩いているので、そのまま立ち止まってデジタルサイネージを見る人はかなり少なかったのです。
設置した人によっては1日に1人が見て店に入ってくれればよし、チラッとでも見てくれればよしと考えるのかもしれません。
しかし、多くの人に、長く見てもらうに越したことはないと思います。人々が屋外にディスプレイがあることに慣れてきたのかもしれません。
経営者の方は今までは取り敢えず置いてみて、効果が無ければ止める、という方も多かったかもしれませんが、これからは設置により慎重になるのではないでしょうか。今後設置場所、放映内容等、全てに質が問われるものになりそうです。
博多駅のデジタルサイネージ
先日、久しぶりに博多駅に行きました。
新駅ビルの工事が着々と進む構内で特に私が気になったのがデジタルサイネージシステムの数。
以前は壁や柱などいたるところを紙媒体のポスターが占めていましたが、埋め込み式のデジタルサイネージシステムが導入され、その大半が摩り替わっていました。
ここでは主に電子ポスター形式での利用法となっておりましたが、デジタルサイネージでは、看板やポスターでは不可能であった動画・音をつけることが可能なため、人目をひきやすく、これまでの媒体では情報が行き届かなかった人々にまでブランドや商品認知を得るという効果も期待出来ます。
また、受信側(観る人)は楽しみながら情報を得ることができ、情報の発信元(広告主)は多くの情報を的確に伝えることができかつ堅実な結果を得ることが可能になります。
デジタルサイネージ
は更なる技術発展を遂げ、衛星による映像配達やシームレス・インテグレーションにより、さらに柔軟な情報配信可能になりつつあります。今後も楽しみな分野だと思います。
高速道路のパーキングエリアにて
また、自動販売機にもちょっとしたデジタルサイネージのようなものがありました。本格的なコーヒーマシンだったので、飲み物が出てくるまでに時間がかかるプラス必ずその場にいますよね。数十秒だったのですが、ついつい見てしまいました。
多分、何もない状態で待たされるのと、何かを見ながら待つのでは時間の感覚が全然違うはずです。
それは、”待ち時間”というものを利用したものです。診察までをただ待ってもらうのではなく、有意義に待ち時間を利用してもらうといった事で待ち時間のストレス解消などが出来ます。