ここしばらく梅雨のせいか天候が安定せず、チャンスがありませんでしたが、久しぶりに晴れたので空に望遠鏡を向けてみました。まずは前にM8・M20・M16を撮影した際に漏れてしまったM17「白鳥星雲(オメガ星雲)」です。
2017年7月20日
タカハシFC-76DC(76Dレデューサー装着・焦点距離417mm・F5.5) SXP赤道儀
コ・ボーグ36ED+ASI224MCでオートガイド
カメラ:ASI1600MC-COOL フィルタ:オプトロンUHCフィルタ(31.7mm)
GAIN:150 冷却温度:-15℃
露出時間180秒×8+露出時間90秒×8
ステライメージ7・フラットエイド・PHTOSHOPCCにて画像処理(トリミングあり)
M16「わし星雲」のすぐ下にある星雲です。その形状から「白鳥星雲」「オメガ星雲」などと呼ばれていますが、この写真で見る限りでは鳥の形に近いように見えます。まあ、散光星雲は鳥の形のように広がることが多いですからね。
2017年7月20日
タカハシFC-76DC(76Dレデューサー装着・焦点距離417mm・F5.5) SXP赤道儀
コ・ボーグ36ED+ASI224MCでオートガイド
カメラ:ASI1600MC-COOL フィルタ:オプトロンUHCフィルタ(31.7mm)
GAIN:200 冷却温度:-15℃
露出時間180秒×12+露出時間90秒×12
ステライメージ7・フラットエイド・PHTOSHOPCCにて画像処理(トリミングあり)
続いてははくちょう座の天の川の中にある散光星雲NGC6888「三日月星雲」です。M17よりもはるかに淡い天体で、露出時間計54分でやっとこの程度です。前に撮影した網状星雲と同レベルかもしれません。
……それにしても、76DCでは焦点距離が短い上に光量が少ないのでこの手の天体を撮影するのは少し厳しいです(逆に北アメリカ星雲やアンドロメダ銀河・バラ星雲のような大型の天体ならば相性は抜群なのですが……)。やっぱり大口径・単焦点距離の反射望遠鏡が欲しいです。