俺が彼女を口説かない理由?
それなら……。


―愛の詞


俺は、美しい女性達に美しい言葉を捧げる事が、俺の仕事だと思っている。それに、それは、これからも変わらない。
ただ……。
彼女にだけは、言えない……。なんでだ?


街で彼等に出会い、船に乗った。出会った時から、彼は、甘い甘い台詞を贈ってくれる……。勿論、他の女の子にも、特に、ナミやロビンにも、それは、変わらない事は知っている。ただ、好きな人から与えられる、言葉の贈り物は、凄く嬉しい物だった。でも、それが突然無くなった。それに、何処かしら、避けられている気がする……。どうして?


彼女の顔を見るだけで、心臓が早く鳴り初め、息が出来なくなる……。クソ、なんなんだ。これは……。
それに、誰か他の野郎と楽しそうに話している所を、見ると、無性に腹が立つ。
近寄れないのに、近寄りたい……。


「おう、サンジ。おまえ、そんなに女を口説いてるが、女に真面目に惚れた事は、あんのか?」

「あぁ、なんだよ。クソジジイ。あるに決まってんだろ。俺は、いつだって……。」
「心臓が痛くなった事はあるか?」
「そりゃ、病気だろ。」
「はん。だから、てめェはチビナスなんだ。」


あぁ、こりゃ。恋か……。それも、今までよりも、深い恋……。でも、どうしたもんか……。


そう思いながら、静かな夜の海に向かって煙を吐き出す。そして、それは突如、俺を襲った……。


「あの……。」


後ろから、声をかけられ、俺の心臓は跳ね上がった。俺は、それを隠す様に、必死に冷静を装って声を出した。でも、その声は、ほんの少し震えていた。


「ん?どうかしたかい?」


「私……。」


あぁ、やっぱり言おう……。今まで、愛おしすぎて、言えなかった言葉を、君に……。


でも、今は、とりあえず、温かいキスに、俺の気持ちをトッピングして、目の前にいる、俺の女神に祝福を……。


☆★☆★☆
どんどん下手になってる気が……。
でも、少しだけでも、サンジ君らしさを見て頂けたら、幸いです。すみませんm(_ _)m