『お願いがあります。僕は、エクシストですから、急に任務が入って、貴方に会いに行けない時があります。連絡したくても、出来ない時も……。だから、必ず30分待っても来ない様だったら……、帰って下さい。』
それが、彼との約束だった。
ー約束(「馬鹿って言って」)
今日は、彼との3回目のデートだった。
私は、その事だけを考えて、重要な知らせを知らずにいた……。
『エクシスト、エグァンに悪魔が出現。急いで、向かわれたし。エクシスト……。』
「おい、もやし。行くぞ。」
「あ、はい。神田。今、行きます」
少年は、青年の後ろを早足で駆けていった。『間に合えば良いけれど……。』
「アレン、危ないさ。」
「大丈夫ですよ。僕は、これ位じゃ負けません。」
最後の一体を倒し終えた時には、闘いの初めに降り始めた雨は、強く地面を打つ様になっていた。待ち合わせの時間からは、既に3時間が経過していた。
「アレン君、お疲れ様。本部に帰りましょ。」
「……。」
「アレン君?」
「リナリー、今日は、アレンは帰れないさ~。」
「もやし、お前は、まだ闘いが残っているだろう。早く行け!!」
『本当は、闘っている時から、凄く嫌な予感がした。そして、雨が強く降り始めて、不安は、余計に強くなった……。』
彼は、待ち合わせの場所へと急いだ。
疲れて、倒れそうな体を抱えながら……。
本部から、近い街の大きな公園。その公園に設置された、背の高い時計。その下のベンチで、待ち合わせをしていた。そこは、二人の好きなレストランが見える、最高の場所だったから……。
雨が降り始めても、30分をとうに過ぎても、私は、このベンチから離れられなかった。
『もしかしたら、彼が来るかもしれない。』
私の、浅はかな望みは、私をそのベンチに縛りつけた。
そして、彼は来た。
倒れそうな体で……。
「……どうして……。」
その続きは、聞かなくても解る。
「……来るかなって……。ひよっとしたらって……、思ったら動けなくなっちゃって……。馬鹿……だよね。ごめんね。約束……、破って……。別れるって……。解ってたのに…。」
途中から、雨に隠れながら、涙が溢れた。
そう。約束を破ったら、私達は、別れる事。それが、エクシストである彼との、もう一つの約束……。
彼の表情を確認出来ずに、私は、下を向きながら、まくしたてた。「ねぇ、アレン君。お願いがあるの。『馬鹿』って言って。そしたら、きっと、笑って……、別れ……。」
私は、もう言葉を発する事が出来なかった。
「馬鹿ですね。」
そういうと、彼の温かい体が、私を包んだ。「貴方は、馬鹿です。でも、一番の馬鹿は僕です。本当は、守りたかったんです。貴方を……。だから、嘘をつきました。すみません。貴方を……、傷つけて……。」
そして、そっと私を離すと、私の前でひざをおった……。
「僕は、貴方を、この世界で一番愛していますよ。だから、僕だけの人で居て下さい。これからも、永遠に……。」
彼は、優しく私の手を取り、温かなキスを落とした。
◇◆
アレンと書いておきながら、全然似てませんね。
アレンファンの皆さん、ごめんなさい。
それが、彼との約束だった。
ー約束(「馬鹿って言って」)
今日は、彼との3回目のデートだった。
私は、その事だけを考えて、重要な知らせを知らずにいた……。
『エクシスト、エグァンに悪魔が出現。急いで、向かわれたし。エクシスト……。』
「おい、もやし。行くぞ。」
「あ、はい。神田。今、行きます」
少年は、青年の後ろを早足で駆けていった。『間に合えば良いけれど……。』
「アレン、危ないさ。」
「大丈夫ですよ。僕は、これ位じゃ負けません。」
最後の一体を倒し終えた時には、闘いの初めに降り始めた雨は、強く地面を打つ様になっていた。待ち合わせの時間からは、既に3時間が経過していた。
「アレン君、お疲れ様。本部に帰りましょ。」
「……。」
「アレン君?」
「リナリー、今日は、アレンは帰れないさ~。」
「もやし、お前は、まだ闘いが残っているだろう。早く行け!!」
『本当は、闘っている時から、凄く嫌な予感がした。そして、雨が強く降り始めて、不安は、余計に強くなった……。』
彼は、待ち合わせの場所へと急いだ。
疲れて、倒れそうな体を抱えながら……。
本部から、近い街の大きな公園。その公園に設置された、背の高い時計。その下のベンチで、待ち合わせをしていた。そこは、二人の好きなレストランが見える、最高の場所だったから……。
雨が降り始めても、30分をとうに過ぎても、私は、このベンチから離れられなかった。
『もしかしたら、彼が来るかもしれない。』
私の、浅はかな望みは、私をそのベンチに縛りつけた。
そして、彼は来た。
倒れそうな体で……。
「……どうして……。」
その続きは、聞かなくても解る。
「……来るかなって……。ひよっとしたらって……、思ったら動けなくなっちゃって……。馬鹿……だよね。ごめんね。約束……、破って……。別れるって……。解ってたのに…。」
途中から、雨に隠れながら、涙が溢れた。
そう。約束を破ったら、私達は、別れる事。それが、エクシストである彼との、もう一つの約束……。
彼の表情を確認出来ずに、私は、下を向きながら、まくしたてた。「ねぇ、アレン君。お願いがあるの。『馬鹿』って言って。そしたら、きっと、笑って……、別れ……。」
私は、もう言葉を発する事が出来なかった。
「馬鹿ですね。」
そういうと、彼の温かい体が、私を包んだ。「貴方は、馬鹿です。でも、一番の馬鹿は僕です。本当は、守りたかったんです。貴方を……。だから、嘘をつきました。すみません。貴方を……、傷つけて……。」
そして、そっと私を離すと、私の前でひざをおった……。
「僕は、貴方を、この世界で一番愛していますよ。だから、僕だけの人で居て下さい。これからも、永遠に……。」
彼は、優しく私の手を取り、温かなキスを落とした。
◇◆
アレンと書いておきながら、全然似てませんね。
アレンファンの皆さん、ごめんなさい。