運動部を指導しているとよく起こりがちなトラブルがあります。

私の対応例を見ていただければ、私の特性を理解していただけると思い、下に掲載をさせていただきました。

環境が心を造り育てます。形だけで心がこもっていなければ…。と言われることもありますが、型にはまることで、生まれる心があることを私はとても大切にしています。

試合中チーム雰囲気が重く、選手一人ひとりの中にとじこもってしまう場合

私は声を出せという指示ではなく、「点を取ったら応援してくれる控えの選手たちにハイタッチをしてきなさい。」という指示を出してきました。そうすると、選手に自然と応援してくれる人へ感謝をする気持ちが湧き上がってきました。もっと喜ばせてあげたいという優しさが自然と生まれてきました。応援している生徒も応援する喜びを知り、発する声に気持ちがこもりました。そうなれば、全循環が起こってチームが明るくなり、躍動しました。結果、勝利につながりました。

主将がリーダーシップを発揮できない場合

主将には、「チーム全体に気を配り、声をかけなさい。」という指示よりも、「両手、両腕を大きく開いてチームメイト一人ひとりを見てみなさい。」という指示を出した方が、リーダーの存在意義を主将自身が体感をしました。その形をとることで気持ちにゆとりが生まれ、自然と声が出てくるからです。リラックスした雰囲気をチーム全体に与えるようなったからです。その結果、自分がチームを良い方向に導いているという自信を持つことが出来たからです。


トラブルに見舞われたとき、私は形から入いることで心構えを行動に移しやすい雰囲気をつくってあげることも、指導者の力量だと考えました。成功の雰囲気を味わってから,心構えを説いた方が生徒には入りやすかったからです。