こんな風に世界が変わってゆくのはとても嫌だから、
こんな風に世界の歴史が変えられてゆくのに手を貸してゐるだなんて、
とてもたまらないことだから、
不正義や、虚偽が平気でまかり通って、
児童虐待や、あやしい事件が立て続けに起こってゐる、それなのに
大人たちが恬淡としてゐることにはとても耐えきれないことだから、
ぼくらはよっぽどのこと注意深くなって人を選ばなければならない。
全世界の国々で、もし仮に
「戦争はイヤダ」「武器は卑怯できらいだ」と云ふ主導者を、
選挙によって国に選ぶことが出来たなら、
さう云ふ国がおよそ7割以上になって行ったなら、
世界はアッと云ふ間に平和になれる。
資本家と手を切れることが可能ならば、
自分の権力と、王国の維持に血眼になってゐる国々に対しても、
一丁の銃も、一弾の弾丸さへも手渡すことを遮断することが出来るならば、
あの『元和偃武』のやうに、武器庫に武器をしまい込んで、"パクストクガワーナ"のごとく、
長い平和な暮らしをあらゆる国々の庶民は笑い合いながら、
それこそ幸福の内に追及することが出来るやうになるに違いない。
選挙はとにかく今のところ、今の民主主義において、大事だ。
石破さんは立民の参院選自民党改革案に対する批判を、
「よくそんな軽薄なことを云えるもんだ」と非難、
「(反対するなら)鳥取駅前で『この県の代表は要らない』と演説すればいい」、
地方の代弁者がゐなくなっていいのか、と云ふ謂いであった。
「鳥取・島根」「徳島・高知」の合区は継続したまま、
埼玉の選挙区の定数を2、比例代表の定数も4増やす。
「徳島・高知」では自民現職が一人ずつ改選を迎え、
選挙区から出られない2人を比例区で救済する。
ここからは「私案」になる───
来年の夏に迫ってゐる参院選とは国政選挙である。
国政選挙「全国民を代表する」であると云ふことが前提で
(参院は必ずしも都道府県代表で構成すべき)───
個人や党ばかりではなく政策と政策優先順位に投票する。
立候補者は優先順位にこだわってその必要度や実行可能性を訴える。
個人得票が少ない人でも政策比例次第で得点する可能性も。
地方・地域の代弁者は地方・地域に任せる。
「おらが」を無くす。
政策とは無関係な属人性を取っ払う。
地域利益誘導型から政策全国区型へ。
政策嘘つき型は当然追い出される。
有権者は政策の優先順位性に投票すると云ふことである。
一方で、政党、立候補者は徹底して、
民間のポピュリズムにポピュリストすると云ふことにもなるが・・・。
【比例代表制】「非拘束名簿」
(選挙区制だけだと、少数政党に不利なため)まず政党ごとの得票数をカウント。
その結果に比例して、各党の当選議席数が決まります。
さらに、個人名での得票数に応じて、全国で順位付けします。
ここで、自分の順位が所属する党の当選議員数に入っていれば、当選確定。
これを「非拘束名簿式」と呼びます。
(以前は)あらかじめ政党が当選順位を決めて、候補者リストを提出し、
有権者が政党名を書いて投票する「拘束名簿式」が実施されていました。
しかし、この方法だと、政党は選べても、候補者は選べません。
そこで、名簿の順位の決定に有権者に意向が反映できるようにしたのが、
非拘束名簿式です。
もちろん、この方法にも欠点があり、
知名度が高いタレントや組織票を期待できる人を擁立し、
その人気頼みになるという弊害も指摘されています。
───webより。
まず党に於いては党の公約を優先順位の順番に公表する。
立候補者個人個人は必ず自分のポスターに自分の公約
(党公約には拘束されない)を優先順に書く。
メディアは例えば①社会保障②景気③財政改革④安保⑤憲法…等々
いろいろな観点、方面から議論報道する。
社会保障と云っても、医療、介護、年金、教育、待機児童・・・等広範囲である。
同様に景気、と云ったって、中銀のマネー政策なのか、生産革命なのか、
小さな政府(民間主導)がいいのか、財政出動政府主導がいいのか、これも複雑怪奇になる。
TPP等貿易や、AIIBなど中国とのお付き合いの具合も関係して来る。
財政改革はおよそ待ったなし、とも云へる。
国の借金のGDP比率は終戦時のそれを超えて、230%以上。
現在選挙権を有しないこれから生まれて来る子供たちも含めての、
気の遠くなる借金額だ。
安保は安倍首相が云ふ「戦後レジームからの脱却」になるかどうか。
環境が変わった。東シナ海も、南シナ海も中国は領土主権をあらわにしてゐる。
しかし、日米同盟は防衛予算を青天井のごとく積み上げさせてゆく。
そればかりか、沖縄の地位協定も含めて、人権はほうたらかされたままだ。
おそらく憲法は不磨の大典ではないだらう。
しかし、9条にかぎって云へば、戦後70年間、国民生活と無傷のまま共存して来た。
しかも、一人も殺すことなく、一兵卒たりとも死なないで、である。
ただ、9条には"解釈"されてしまった余地が残されていた。
たとえば9条(私案)───
「我が国の自衛隊は武力を有する実力組織であり、以って専守防衛に徹する。
国際平和貢献は世界の諸国民の公正と信義に信頼して国連決議のもとでこれを行う」
※諸国民であって諸国家でないことに留意。
※「専守防衛」を明文化することで自民党の“解釈改憲”を空無化する。
※「前項の目的を達するために」を明確に補完する。
※「寄らば切るぞ」が根幹になる。
※できれば格調高く、中高生でも暗記できるシンプルなものに。
▲「自衛」は「集団的自衛権」も含むものへと解釈された。
■「自衛」と「専守防衛」の違いを
■「武力」と「戦力」を明確に分ける。
メディアは必ず競って国民と議論しなければならない。
分かり易く問題点を指摘し続けなければならない。
メディアはアンケートを明確にし、その政策の順位を常に公表し続ける。
政党や、立候補者はそれらを頭の中に整理しながら、
かつ自分たちの理念と戦いながら、公約をポスティングする。
投票所で投票用紙の工夫───
有権者は一番して欲しい項目をまず一つ書くⒶ。
たとえば「待機児童」と書いたものは→社会保障にカウントされることとする。
他の項目においても選管に於いて同様なカウントが為されるようにする。
その次に例えば①~➄の内の何通りか(3項目)の内の好ましい順番
(イ、ロ、ハ、…)のものを書くⒷ。
イ・・・景気、安保、憲法
ロ・・・社会保障、景気、財政改革
ハ・・・憲法、安保、財政改革
この組み合わせは一番可能性のありそうなものに絞ってコードする。
Ⓑにおいて、組み合わせに漏れるコードもあるに違いないが、
その人たちはⒷの項目は白紙になる。
個人名(選挙区)を書く。
(比例)党名or個人名を書くⒸ。
ⒶとⒷにヒットした個人と党がまず比例される。
党は救済措置として拘束比例名簿を作成する。
個人の獲得票はⒶⒷに関わらず優先される。
当選立候補者個人=個人得票数+ⒶⒷ比例得票数。
ⒶⒷⒸは得票化される。
Ⓒの比例得票にはⒶⒷも反映される。
野党は政策(ⒶⒷ)で固まる、と云ふ作戦も可能になる。
当選後公約ないしは公約の順番を守らなかった議員は厳しく追及、弾劾されることになる。
(後々)政策の優先順位で党派とは関係なく政策の研究、審議に取り掛かれるプロジェクトチームが出来るといいなと思ってゐる。社会保障なら社会保障の専門部会を設けるのだ。白い猫でも黒い猫でも鼠を捕る猫がネコであると、鄧小平は云った。政府国家の生産性を上げるためには党派、派閥は関係ない。立法から予算措置までみんなここから出て来るようにする。民主主義は多数決だとする。この環境からは白でもない黒でもない、個別の法案に関しては真の多数決が実行されるはずだ。
国政の生産性を上げて行かなければならない。
属人性で云へば本来嘘つきで、不道徳な人は当選すら出来ないはずなのに、
「おらが国の・・・」と云ふことで赤いじゅうたんをまた踏む人になる。
真にミステイクな人は外さなければならない。
右も左もなく政策ごとにプロジェクトチームを集散する。
来るべき地震のこともある。
将来の国の形をつくるのはこの際、
憲法どころか、予算措置そのものに国の形はかかってゐる。
安倍政権は嘘つきだ。
ぼくらは正しく選挙しなくてはならないのだ。
倉石智證