1/15日

解散の前に佇む凍りつく太郎一郎さらに雪つむ

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ

「測量船」三好達治

(麻生)太郎は解散はやだやだと、

(小沢)一郎が突っ込むとさらにやだやだと、

解散が遠のく。


オバマ大統領就任

1/16日

オバマさん古式則り宣誓すリンカーン好ききっと春来る

20日、世界中が注目。ひとつのアメリカだけではなく、ひとつの地球を。

年初からの株・為替のご祝儀相場は剥げ落ちたが。

ご祝儀の行処どうなる初春の宣誓式は眼をみはるかも

株価にも為替にも。


May GOD bless you and USA 壇から降りる背中さみしき

ブッシュ大統領最後の演説。「わたしはアメリカをテロから守った」と。

その後の7年間のコストは今後検証されなければならない。

人命においてさえイラクでの米兵の死は「9・11」を上回った。

予算においておや、である。


1/20日

「歴史的」この寒き日を寿ことほがむバラク・オバマに幸多かれと

私は61歳だ。この日を61年間待っていた(ある黒人の人)。

61年、ケネディ就任式、未明から降り続いた雪が約20㌢も積もった。

パレードの舞台となるペンシルバニア通りは雪をかいて通行路を確保した。

77年、カーター大統領は氷点下のワシントンを歩いてパレード。

85年、レーガン大統領の2期目の就任式は氷点下18度、1月の就任式史上最低気温を記録。

宣誓式は屋内で実施、パレードも取りやめた。


人間ていいなと思ふこの日かな偉大な人を選ぶ人ゐて

コゲラ村みな踊りだすオバマさん黒き白きも我を忘れて

あらゆる人種、民族の融和。核廃絶を目指す。

「いま我々に必要なのは新たな責任の時代だ」duty

新しき風起きるときかの人は古き聖書に手を置いてみる


米国では1967年に違憲とされたが「ワン・ドロップ・ルール」(一滴主義)という考えがあり、

少しでも黒人の血が入っていれば黒人とみなされた。

2000年から「混血」という選択肢ができたが、今でも国勢調査で人種の選択が迫られる。

61年生まれのオバマさんは自らを「黒人」と主張する。

1963年、キング牧師が「私には夢がある」と演説したワシントン。

黒人の悲惨な歴史を乗り越え「アメリカン・ドリーム」を体現したオバマさんの就任式の舞台となる。


1/22日

オバマさん「まず隗よりと」ワシントン昇給凍結倫理規定に

「ワシントンの変革」を掲げてきた。

「公職は特権ではなく、個人への利益はない」

「経済危機下、家庭は財布のヒモを締めている。ワシントンも同様にすべきだ」

などと訓示。

中国の燕の昭王と郭隗の故事「まず隗より始めよ」手近なことから。

倫理規定の厳格化、大統領令2本と、大統領覚書3本に署名した。

日本も見習わないとね。


1/26日

むかう向きただの一人のおっとせい太郎ちゃん一人冬の寒さに

「2兆円給付金修正案」与野党審議会、今日は深夜まで。

補正予算も危なし。支持率ついに19%と危機的に。

膃肭臍、アイヌ語のオンネップ(膃肭)を音写、おっとせいに。

東北に初めての女性県知事誕生・山形民主党(TV朝日)。

背を向けているのか、背を向けられているのか。


1/28日

太郎ちゃんの春剥落の画餅かな施政演説高く上げれば

根拠率なき無根拠。消費税増税(1911年)の措置を講ずる。


1/30日

政治家のふんぞりかへるえらさうにかんぽの宿に寒き冬空

「出来レース」(?)。入札はオープンで公平。

価格形成は市場でが原則。

建設に=2400億円がかかったからといってそれが引き取り値になるとは限らない。

むしろ当時のそれらに携わった大臣、閣僚、官僚こそがお白洲に引き出されなくてはならない。

鳩山邦夫総務大臣、もっともらしさが一番危ない。

誰が「雇用を守りながら」買ってくれるというのか。


横やりに all スカンポ凍りゆくかんぽの宿の売却凍結

政治介入、経営改善遅れる。

「地元資本に買ってもらい、地元と一緒に経営するのがよい」


政治家が正義をかざすあやうきに李下に冠なにを今さら

合意形成は国民の直接投票で、意思決定はそれの第三者機関でスピーディーに。


2/1日

海賊の退治大仰桃太郎犬連れてゆくソマリアの沖

犬は自民党の麻生太郎だ。米国の犬・新保守だね。

「任務の遂行に遺漏なき準備を」浜田防衛大臣、大真面目に。

戸惑う自衛隊。

ソマリア=850万人、GDP/1人=289㌦=日本人の120分の1。

1991年より内戦、暫定政府(米国が支援)が機能しない。

国家がない、産業がない、仕事がない、・・・主な産業の漁業も荒れてしまった(流通インフラ)。

ないないないの国の沖合いによその国が出かけたといって自衛艦を派遣する。

さて面妖な。


2/8日

太郎ちゃんはやるやる詐欺の常習犯云われてなほる寒き国会

民主党の前原一誠氏に云われて開き直る、侮辱だと云ふ。


またすべる天に唾する口すべる郵政のこと赤いポストの

「私は反対だった」と(麻生太郎)。

ではあの選挙は何だったのだ。


2/13日

ライオンのヘアふるはせてこの人は「怒ると云うより笑っちゃう」自民泥船何処へ行くのか

この後ロシアへお出かけ。

「怒るというより笑っちゃうぐらいただただあきれている」。

小泉首相の最大の実績にツバつけられて。


2/13日

一国の元の首相の「どけ、どかせ」体ばかりか頭空っぽ

赤坂の料亭から出てきて、記者の質問に答え。

まるでヤクザの親分サンみたい。

恫喝、品のなさ・・・

ITを「イット」といった人(森善朗元首相)。

2001年のことだが――

「神の国」発言で顰蹙を買っていた森首相は、

2001,1月末、日本の首相として初めてだボス会議に向かう。

帰国後の2月上旬、ハワイ沖での実習船えひめ丸事件のとき

ゴルフの最中でゴルフ場にとどまった。

支持率最低に、選挙を戦えないと辞任する。


2/15日

no easy out 涙のホームレス女性ひとにキスしてオバマさんには

=7870億㌦(72兆円)の米景気対策法案が議決。

オバマさんは演説の壇上から降りて黒人のホームレスの女性にキスをして、

しかし、There is no easy out と。


2/16日

バルーンは空の海月くらげかドル、手紙挟んで祝ふ北の将軍

金正日将軍、けふ67歳の誕生日か。

ヒラリー長官にミサイルの求愛はあるのか。

細長いバルーンは海月のやうにゆらゆらと空へ浮かび上がっていく。

韓国から飛ばした。

北朝鮮では1㌦は1ヶ月くらいの給料になるのか(大学教授で=400円/1ヶ月とも)。


2/17日

玉ぐしの祓い笙の音クリントン朝の光のあきらけくかも

朝8時半、ヒラリー米国務長官明治神宮へ。

玉ぐしを本殿に捧げる。

どうして、という質問に「日本の文化と歴史に敬意を表するためよ」と笑顔で。

「日米は世界で一番大事な関係」と記者の質問に。

「高く評価する」と中曽根外務大臣。

もっと自分の言葉はないのか。

美智子妃皇后とのはぐはぐがよかった。

なんてやはらかく微妙なんだらう。

語らずとも清楚で美しい。

鍛え上げられた暗黙知の美しさだ。


2/17日

こんなことでけふ一日がおはりてふ大和国原酒旨し国

中川大臣今日で辞任。営業中に呑むな。当たり前のことだ。

毎日が膨大に無駄になっていく。

普通の企業では考えられないことだ。


2/19日

ものごいの国したゝかな人ばかりけふ流氷は北の国から

網走に今日接岸。


2/20日

純ちゃんの帰り来たれば国会の赤いじゅうたんてんやわんやに

後ろからバズーカ、前から鉄砲とか穏やかではない。

純ちゃんはロシア・モスクワから帰ってきた。


2/21日

ヒラリーさん何故かかはゆい赤パンダ五星紅旗に顔は笑はず

戦略的互恵。経済、環境、安全保障で。

米国=約60兆円、中国=約13兆円、日本=約4兆円強、北朝鮮のGDP=2兆円とも・・・。

世界は何をやってんだらう。

ヒラリーさんは赤も似合う。


2/22日

総すかんされて太郎の眼に泪禅定せひと部下に云はれて

部下とは与党自民党議員さんに。ついに支持率=13%台に。


2/23日

太郎ちゃんの謹慎自粛バー通いいささ叢竹吹く風もなし

なんだか8日に1回だけに。

ホラも吹かなくなったら凋落の一途、もはやいささかも自民党には風が吹かない。

かそけし、かそけきかも。


2/24日

太郎ちゃんの着くや株価の大安値ホワイト・ハウス「花道」にして

もうお願いだから。一時バブル後最安値。

明日オバマさんと会談。会談をおねだりした、といふ話もある。

「内閣の存在する理由は定額給付金を含む予算を通すだけのことになった」

(ウォールストリート・ジャーナル)。


2/26日

呼んでみて頭はべつを考える議会演説太郎などより

オバマさんはきっと。

迷惑だったでしょうね。

昼食会なし、記者会見もなし。


二人して気も漫そぞろなりワシントン握手そこそこ右と左に

何しに行ったんだろう。

「保有米国債の維持」への期待は隠さない。

「日本の首相をホワイトハウスに招待したのであって、麻生氏個人を招待したのではない」。

米政府高官ははっきりと言う。

翌日、議会で民主党の前原一誠君に「レイムダックの首相が今さら行っても・・・」と揶揄され。


3/1日

泣きたいと目をしばたたくアホ大臣泣きたくなるのはこちら側こそ

鳩山総務大臣、東京中央郵便局を視察。役人をいっぱい引き連れて。

「泣きたくなるとは」この建物の文化的価値をなきモノにして

新しい高層ビルを立てる計画のことである。

実現すれば年=100億円のテナント収入が見込めるとの話しであるが。

ではどうするんだ。

あっちでも反対、コッチへいって反対。自分で経営してみたらいい。

不都合な過疎地の郵便局ネットワークをこれで補完しようと言うのに。

1929年、今和こんわ次郎建築。


3/3日

ブルータスあゝおまへもか西松の仕事ほしさや北を回はしぬ

小沢一郎、ああ、やっぱり・・・

カネの流れが責任の流れ、調べてみれば分かることだ。


西松の仕事ほしさに東北のあゝおまへもかけふひな祭り

西松建設への便宜供与、利益供与はないとの認識。

やましさはない。政治資金規正法に則って公に行われている。

この方もまた「ひな祭り」には似合わないなぁ。


一ちゃんのマスクのでかさ献金の怪しきことのこの上もなし

「国家権力の悪意を感じる」とまで・・・

政治団体から資金管理団体「陸山会」への寄付と言う認識。


3/4日

花粉して花詰まるのに給付金けふ議会する純ちゃんは出ず

配布するのにさらに=800億円かかると云ふ。

小泉純一郎さんは棄権。


3/5日

議事堂に古き人らの群れ寄りてシーラカンスよまたお前もか

化石のやうな人、シーラカンスのやうに議事堂奥深く遊弋ゆうよくしてゐる遺物のやうな人たちの群々。

みんな怪しい顔つきだ。

世間の常識とはどうもずれている。

西松建設の資金を受け取った人、森本首相、二階俊宏大臣・・・。

「道義的な事柄ですからすぐにお返しします」とは、

返せばそれで済むのか。


3/5日

ぼんぼんは凡凡のまゝいつまでもそのまゝゐてね凡は凡なの

こんなに庶民感覚から離れている大臣も珍しい。

あきれ返るばかりだ。

この人にお店を経営させたら即、赤字になる。まるで顧客に向かっていない。


西川善文社長は(今年6月に任期を迎える)自らの進退について、

「辞める理由はにもない」と発言。

鳩山総務相は「かんぽの宿譲渡を今でも正当だと考えているなら、

株主として日本郵政の大改革をしなければならない」

と経営陣の刷新をちらつかせている。

外資は当然逃げるわな。

株主はあんたじゃない、国民なんだ。(09,3/6日経)


3/8日

一郎は最後に来たの角さんも金丸もゐて桜吹雪くや

一ちゃんは角さんをオヤジとも慕い、金丸さんはその派閥の親分、

二人とも収賄で捕まった。

脈々とつながるゼネコンのDNA。


3/10日

カルデロン父の収容のり子にはショック隠せずまだ13歳

東京入管による父、アランさんの強制収容にショックを隠せない。

東京入管は、のり子さんだけが日本に残るかどうか13日までに決めるように求め、

意思表示がなければ仮放免期間の16日にのり子さんと母サラさんも収容、

17日にアランさんを含む3人をフィリピンに強制送還するとしている。


3/10日

与謝野さの晶子の甥の不明瞭いまさら何を小泉のこと

「経済財政諮問会議の意見だ、と言われることに不快感を覚えた」

「規制改革会議など改革が善であるという風潮にも信が置けなかった」。

時代に逆行している。

中川財務大臣G20会見、鳩山かんぽ、麻生降ろしに、小沢ショック、

それに与謝野財務・金融・財政大臣の発言。

全員がそろって株価を下げてゐる。

株価を上げる名案はもう「ガラガラポン」の総選挙しかない。

与謝野馨財務大臣は与謝野晶子の甥に当たるという。


3/11日

「母さんは生きていますよ」金賢姫キムキョンヒ「希望を持って」また涙かな

1981年から2年間、田口八重子さんに招待所というところで日本語を習う。

飯塚耕一郎さん(32歳)は1歳の時に離れ離れに。

賢姫から「似てますよ」と言われる。

「八重子さん」から「お母さん」に少しでも近づけるのか。


抱き合へばかの女人から立ち上る母のにほひや確かめがたく

「真率」な涙を感じる。

彼女も歴史の中の一人の犠牲者には違いない。


3/20日

便々と有識者いく国の府に腑に落ちぬのはあなたばかりよ

オリンピック招致国会で議決。社民、共産党は反対。

もっと社会福祉事業にその予算を配分してと。


3/25日

見返りが無くて献金誰がする小沢一郎涙地に墜つ

地に落ちたのは人望、信頼。

1993年、金丸信の佐川急便事件をきっかけに自民党を出る。

大義名分は「政治改革」、

小選挙区制導入では「金のかからない選挙」を掲げたが、

田中角栄からのゼネコンDNAはそのまま一郎に引き継がれた。

何の涙か意味不明。

庶民感覚からずれていることだけは確かだ。


一郎は同じイチロー天と地と「神さま降りた」これはイチロー


株の人を株屋と呼んで花の冷へ

花が咲く前に花の冷へだ。株価も冷えた。

21日、経済危機に関する有識者会議で。

いつもながらのワン・スピークオーバー。口がひん曲がっている。

太郎はほんとに文化程度が低いなぁ。


4/13日

タイの人なに考えてコップンカ~赤いシャツはただに雛罌粟こくりこ

黄色は「反タクシン派」、赤色は「タクシン派」、緑は「軍隊」。

シャツの色に気をつけるようにと旅行会社の人は。

ASEANの会議が流れた。

アシピット首相は戒厳令を発布。


4/19日

故郷にはや桜満つ故問えば冬の寒さに耐えてこそあれ

太郎ちゃん自作句。

八重桜咲く新宿御苑で芸能人ら集めて「桜を観る会」だって。

太郎は自分の句なのに途中つっかえ、言い訳した。


八重桜漫画の前の我の鬱

16日の定例記者会見で、なんだか女物のファッション誌なんかをかざし、

「このモデルさん知っているか」と記者に問う。

知らないと首振る記者たちに「時代を知らない化石のやう」と哂う。

漫画脳、その程度の低い世間知にはつくづくと吐き気がする。


アブサロム「父の平和」よこの人らみんなまとめて花いちもんめ

ヘブライ語で「父の平和」の意。

フォークナーの著書『アブサロム、アブサロム !』


4/20日

環境にエコ、グリーンとへぼ将棋王手王手で妙手とならず

世界のほかの国がやるからと後先もなくやり始める。

経済の道理は必ずしもその通りにはならない。

所詮「他人さまのカネ」であるのだ。

王手王手は誰でもできる。


5/11日

一っちゃんの遅きに失す一点の疚しさなしと緑いや濃し

民主党代表を辞任発表する。

私は商工中金に290万円の借り換えに出かける。

庶民は1円だって大変なんだから・・・


5/16日

口癖や全員野球いゝ人を演じて見せて一郎の

国連の下では海外派兵もOKになる(一郎)。

消費税の年金目的税化はあるが、当面は消費税の税率アップは考えない(由紀夫)。

岡田さんは国連関与でも海外派兵は埒外とする。

政策は財源の確保が前提である。

農家の個別補助金に対しては反対の模様。

「みなさん一致団結して、大きな日本の大掃除をしようではありませんか」(由紀夫)。


5/17日

一ちゃんが降りて由紀夫や風薫る

風が吹くか。生臭い風が吹かなければいいが。

経世会ではかって政治日程を牛耳った小沢一郎は、

今回の代表選挙の日程を強引に急がせた経緯がありさうだ。

「岡田候補の健闘に感謝したい。

全員野球で結集し、日本の大掃除をやろうではありませんか」

「猛獣使いにはなれませんが、鳩山という独自色を出していきたい」。

ただ「友愛・愛のある政治」をというが国民に訴える具体論が代表戦では出なかった。

内向きのメッセージばかりで、

外にはただ「政権を、政権を一度」と街頭演説で声高に訴えるばかりであった。

まず「選挙」といえば小沢一郎をなしでは考えられない。

理念は後回しになる。


5/17日

薫風や胸乳むなちひらげて人の妻

鴻池福官房長官は太郎ちゃんの盟友ださうだ。

議員パスで浮気温泉旅行。


あやめ咲く国に綾目のなきがごと

綾目はあった方がいいのか、ない方がいいのか。

この国は綾に乱れている。


5/19日

ナゾ深む選対にゐる一郎ちゃん選挙のためにはて降りたはずでは

「私は民主党が選挙で勝つために、挙党一致体制のために、辞めます」

と言ったはずなのに、ねへ・・・


5/21日

黒字化は不可GDP落ちて 夏のボーナスは減 黒きインフル

「骨太06」の11年基礎的財政収支の黒字化(毎年=2200億円の抑制策)は不可能であると、

与謝野馨財務・金融・経済財政相は明言。顔が青白い。

GDP(1-3期)年率換算で=15.2%のマイナス。

夏のボーナスも=20%の減。

ついに関東圏で新型インフルエンザが発症。


5/21日

味噌汁の家族がありて人裁く事始まりぬ何事やある

5/21日より施行される。

日本人は農耕民族、味噌汁のくになのだがなぁ・・・。


5/27日

いとまなき枚挙は銀の小匙かな太郎「お手盛り」由紀夫「友愛」

党首討論、西松非難合戦と政策論争にはならずかみ合わず。

お二方とも銀のスプーンを咥えてお育ちになった。


5/28日

味噌汁の家族がありて人裁く事始まりぬ何事やある

5/21日より施行される。

貸金業法や改正建築業法と同じく官製不況を招く恐れさへある。

ちょっと上っ面だけ習ったからだってウィンブルドンのコートに立てるわけでもない。

専門家ははるかに専門家なのである。

再三考えるけれど、この制度はほんとうの意味での市民革命を勝ち取ってない、

あるいは大草原の家の物語にあるやうに、

自治によるその地域の安全保障システムの伝統・習慣など、

我々の時間的推移の中でかって経験がなく、

したがってそぐわない代物だということである。

我々の民主主義は勝ち取って得たものではなく、どちらかと云ふと上から与えられたものに過ぎない。

銃を持ったり、撃ったりしたことさへないのだ。


5/28日

スポーツ庁云ふのはやすしなによりも見る人のふゑする人はなし

ゲレンデを見よ。リフト待ちの時代はずっと昔のことになった。

そんな政策ばっかりやっているとみんな評論家で、

人々から自分でスポーツをやるという野性が失はれ、

動物化したポストモダン、

形式知ばかりの暗黙知にかけたますます草食系が増えてしまうぞ。

けふ与党からそんな提案が・・・。


6/5日

ごねまうす邦夫はますます居丈高 親、祖父の顔御簾みすの中から

邦夫は決定的な太郎の人事ミスたなぁ。

お互いのじい様たちはミスの向うから心配になって覗いているのでは。

「総務大尽の人事認可権限を行使したい」。

「選挙に影響、怒りをもって見ている」加藤紘一元自民党幹事長。


6/8日

かの人をおとな子供と云ふならむ秋葉事件もひととせを過ぎ

太郎、邦夫にみる幼児性という同根。

秋葉事件は6/8日で1年、

宅間・池田小の事件は8年経つ。

すべては心にもつ複雑系の欠如から来る単純さ。

もっともらしさと正義ぶり、

殺人犯の独りよがりの単純系は今の日本に見るおぞましき同根である。


6/13日

美学とや正義を気取る邦夫には太郎は泣いて馬謖ばしょくなりけり

与党の賞味期限をごまかすあれやこれやにもう民意の限界、

早々と選挙が望まれる。

“尤もっとも道理之介”は自民か民主か。

太郎は泣いて馬謖を切った。


6/19日

「天の声」地の声ありて鶴の声奥(億)の声なり小沢一郎

小沢事務所のことは“天の声”と認識していた。

東北地方の公共事業の入札につき。

西松建設の前社長起訴される。

いまさらながら小沢一郎的なるもの。

地べた的なるもの。巨大な農本主義だ。

一ちゃんはまた雲隠れか。


6/21日

「集会と言論の自由は普遍的なものだ。

イラン政府は世界が注視していることを理解すべきだ」オバマさん。

過去の改革・自由化運動の挫折でノンポリ化していた都市の高学歴層は、

米オバマ政権登場にも刺激されて政治参加意識を高めた。

服装や表現の自由を求める「変化」を求めているのだ。

ヨーロッパやアメリカでもデモが。

「ハメネイはなにを嵌めねい国政に宗教よりは言葉褒めねい」

エジプトを抜いて世界一位の小麦輸入国に。

ガソリンも使用料の4分の1を輸入。

西欧の制裁を尻目に、中国がなりふり構わずにイランの利権に接近している。

■イランの貿易/輸出・輸入ともに対中国が1位。対日本は輸出で2位。

日本は石油の輸入では1位=サウジ、2位=USA、3位=イラン。

■人口=約7000万人のうち選挙権があるイラン革命以後の人口が=1600万人。

この人たちが衛星放送やネットを通じて表現やファッションなどの自由を求めている。


6/24日

値踏みする東も東古賀誠しゃれおちょくりに値打下がりて

「総裁候補が前提で」・・・。

総裁の椅子も自民党も値打ちが下がったものだ。

古賀選対委員長は日本遺族会の会長兼任、「慰霊の日」の式典を欠席して宮崎県庁を訪ね、

東国原英夫知事に自民党からの衆院選出馬を要請した。

「そんなおちょくった気持ちで言っておられるとは思わない」とは麻生総理。

橋下大阪府知事は「シャレとしか思えない」と語った。


6/24日

「スリム」から「安心」に行くニヒルかな歳出抑制「骨太」はなし

「骨太06」は2001年よりの不良債権処理や郵政民営化、

政府系金融機関改革、歳出改革などを柱とする首相主導の構造改革を目的とした。

予算編成や経済政策の文字通り「骨太」のはずだった。

骨太に入ろうと省庁の中でも切磋琢磨競い合ったものだが、

「10年度予算においては社会保障の自然増はそのまま認めると

与謝野財務・金融・経済財政相は会見で。

「歳出抑制はしない」と明記を迫ったのは尾辻秀久参議院議員会長(元厚生労働相)。

スリムの財政規律は止めた、麻生さんは国民におカネを配る「安心」のばらまきに。

その心はもうニヒルとしかいいやうがない。

■アジアなどの各国との経済連携協定(EPA)も進まず、

石破農林大臣の減反(生産調整)見直しも頓挫、郵貯・簡保も


6/28日

かたつむり梅雨を頭の中に置き

解散選挙。人事権と解散権は総理の専権事項とかや。

事前に人事改選をするのか。


6/28日

地方より自分が上と見苦しき夏越の祓い知事の乱あり

東国原宮崎県知事、橋下大阪府知事など。

前文部科学・伊吹大臣は「違う血が入ったら自民党は頓死する」、

文部科学副大臣 松浪健四郎「顔洗って出直して来い」とか・・・。

■地方交付税の配分を中央とと地方=5:5(現行6:4)の見直し

■国の直轄事業の見直し

■国の地方の出先機関の廃止⇒地方の仕事は極端に言えば「福祉」につきる。

人形ひとかたを夏越に祓へ知事の乱


道路でも社会保障も郵貯も骨ぼろぼろになし崩しかな

小泉改革は「増税なき財政再建」「金融立国」「郵政民営化」が骨太であった。


7/1日

市中は七夕飾る賑はひに次の総理はこれは棚ボタ

由紀夫さんにも献金虚偽記載疑惑が。


密室に何文挟ふばさむや梅雨晴れ間

森善朗元首相らの圧力。町村派も。


7/2日

羽交い絞め殿の乱心液状化自民迷走梅雨のうそ寒む

太郎総理は党役員人事を断念、自民内の反発強く、亀裂深めた迷走劇。


7/14日

梅雨明や古賀の誠と云ふ漢をとこ

選挙対策委員長を都議選の敗北の責任を取って辞めた(7/14日)。

「選挙は集大成、悔いのないように戦うべきだ」。

どこまでが本当かわからない。太郎を見限ったのか、自分が可愛いのか。

今日、関東の「梅雨明宣言」。


7/25日

またぞろに姥捨て山に火をつけるもっと働け税を諾うべな

成るほどね、80歳過ぎても働いてもらって納税者になってもらったらお国は助かりますよね。

太郎ちゃんは老人にも「働けぇ、働けけへ」と弁舌した。

「高齢者は働くしか才能がない」

「日本は65歳以上の人たちが元気。その元気な高齢者をいかに使うか。

・・・働ける才能をもっと使ってその人たちが働けばその人たちは納税者になる。

日本の社会保障は全く違うものになる」。

労働は働き疲れて夜床にうなだれるヨブのごとく、

労働自体がアダムとエヴァの禁断の果実以来の罪そのものになってしまったのか。

(横浜市内で開かれた日本青年会義所(JC)の会合での挨拶で)


7/26日

政治家の作法問わるる選挙戦槿むくげの花の涼やかなりし

槿は韓国の国花だが。

■民主党が対米同盟に対する軸がぶれ始めた。

インド洋沖給油、ソマリア沖海賊自衛艦派遣、普天間基地移転、米軍再編グアム移転・・・。


7/26日

呼吸臭し見苦しあつし議事堂の田舎芝居の役の足りなさ

首相の専権事項、太郎は強大な権力でもって議員数百人の首を切った。

さあみんな一斉に自分の選挙区へ帰ったが・・・。


8/31日

新しき風が吹くのか台風の今日民主党自公圧倒

朝7時、台風は八丈島の近く。

民主党の圧勝である。

鉄槌は嵐で下る自民党積もり溜まったをりを流せる


民主党勝てば台風三宅島前途多難な船出予感す

成長に対する物語が余りにも少なすぎる。


売り家と唐様で書く三代目浮世離れのどこかしていて

安倍ちゃんは憲法とか、教育とか、「美しい日本」。

大連立政権構想を練った福田さんはあえなく小沢さんに袖にされ、

「私には分かっているんです。あんたには関係ない」。

マンガの太郎ちゃんは最後まで選挙目当ての内閣だった。

そして、今度は鳩山由紀夫首相。「宇宙人」の様と云われている。

大丈夫かいな。岡田克也さんはイオンの息子。

こっちの方がリアル、商人あきんどはリアリストなのだ。

民主党が勝ったんじゃない。自民党が敗北したのである。

勘違いしないで、ということである。